『安心して暮らしていける社会』 どうして放射能測定は必要なの?

安心して暮らしていける社会

どうして放射能測定は必要なの?

 

私たちは自然のままではなく、人工的に暮らしやすい環境をつくってきました。その結果、農薬や化学物質や遺伝子組み替えなどにより、食の安全を自ら脅かしています。無農薬有機栽培の食品を選び、薬に頼らず免疫力をあげることが、身体にとっても農家や商店を応援するためにも重要です。

原発事故が国内で起こった今、放射能という不安が加わり、複合汚染の世界を生きていくことになりました。放射能には「これで安全」というしきい値がなく、流通している食品もすべてが測定されてはいないので、これからは加工品に放射能が集積されていくと思われます。できる限り食品の放射能測定をし、内部被ばくを防ぐこと、土壌や水も定期的に測定して、放射能の移動を確認することが必要です。

 

【届け!市民の想い】

1986年のチェルノブイリ原発事故後に市民が署名を集めて議会に陳情し、放射能測定器が購入されました。その後22年も測り続けてくることができた大きな理由は、市が測定器を維持管理し、市民が主体となって測定を担うという協働のスタイルにありました。

チェルノブイリによる汚染食品もいまだに出回っています。市民が直接測定して監視し続けることが、生産者やメーカーが汚染食品を流通させないための有効な抑止力となります。(漢人あきこ 市議会議員 緑町)