市庁舎・福祉会館・公民館」カテゴリーアーカイブ

西岡市政の反省を活かし新市長に求めること(10/29段階)

10/14に西岡市長辞職というとんでもない事態になりましたが、カエル通信に詳しい経緯を記しています。11/27には市長選、市議補選となりました。

誰が新市長になろうとも、まず正さなくてはならないのは、違法性が疑われる専決処分で決められた公立保育園廃園条例を停止し、元の条例に戻すことです。

そして、新たな保育ビジョンを策定し、現在の市の混乱状態を解消することが必要です。

西岡市政の違法性の疑いについては看過できるものではなく、他の自治体行政にも多大な影響を与えかねないため、監査請求や訴訟などで明らかにすべきと考えています。

10/29の現段階では、市長選市議補選の全容が見えていないので、片山の判断をお伝えできません。

3年前の市長選挙では、共産党の森戸候補を応援したことで、西岡前市長応援に回った市民から、自民党市政に戻ったらどうするのか、と批判されました。

それまで西岡批判していた議員も西岡応援にまわり、公選はがきまで書いた現都議もいました。

今回の事態に対して深い反省が必要と考えます。そして、利用し、利用されるような政治を行わないことが重要です。

誰が市長になろうとも、求める市政について、記しました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

★西岡市政の反省を活かし新市長に求めること(追加や修正は片山かおるのHPでお知らせします)

  1. 公立保育園を維持し、子ども主体の新たな保育ビジョンを

○専決処分で決めた廃園条例を撤回し、元の条例を出し直し、来年度のくりのみ保育園、さくら保育園の0歳児募集を再開する。

○公立保育園5園の定員を少しずつ減らし、60人規模にして、子育て支援施設や高齢者施設と複合化した建替え計画を策定する。

○公立保育園の園庭やプールなどを民間保育園などに開放して市民の財産として共有し、民間保育園との連携をはかり、市内全体で子ども主体の保育を実現する。

○障がい児保育の受け入れを増やし、要配慮児童への支援を手厚くするため人員体制を整える。

○上記の事項を考慮しながら、公立保育園の在り方検討会を設置し、公立保育園の役割を定めた、新たな保育ビジョンを策定する。

  1. 新庁舎建設は大幅なコストダウンと環境配慮型に

○新庁舎建設基本計画を踏まえ、窓が開いて自然換気できる環境配慮型で、議場も可動式で市民利用できる市民協働型の市役所にする。

○建設時期は清掃関連施設の除去後として、建設基金を積み立てる。

○基本設計の見直しも視野に入れ、面積縮減等、大幅なコストダウンをはかり市財政に影響を与えない。

  1. 子どもの権利に基づいた教育行政を

 

○不登校でも、ひとりひとりが尊重され、誰も取り残さない学校に。

○GIGAスクール構想を見直し、情報に振り回されず、地に足のついた教育実践と教員を応援。

  1. 市民参加と情報公開を基本とした市民に寄り添う市役所に

○市民参加条例を発展させて、自治基本条例を制定し、住民自治の基盤を整える。

○個人情報の保護と市政情報の徹底公開と、公文書管理条例を作り政策決定過程の永年保存を。

○職員の適正な人事配置を行い、市民と接する窓口業務の充実を。公民館で社会教育の現場を経験するなど、市民目線の職員育成に努める。

  1. 脱原発を基礎とした環境配慮と小金井の自然や農を守る

○福島原発事故の責任を忘れず、再生可能エネルギーにシフトし、脱原発社会を小金井から実現。

○生態系の保全と循環型社会を目指し、既存の幹線道路の整備と信号見直しなどで渋滞解消し、はけと野川を壊す都市計画道路3.4.1号線、3.4.11号線の計画の撤回を東京都に求める。

○気候危機対策として、多摩地域や近隣県と協力して無農薬有機栽培の農業を促進し、地産地消で有機無償の給食を実現。

  1. 持続可能な財政計画の策定を

○学校の建替えは複合化して建設予算を確保し、子どもや地域の意見を取り入れた建設計画に。

○3.4.8号線の計画をストップするなど、大規模事業全体の見直しを。

2022年度小金井市一般会計予算 反対討論

議案第7号2022年度小金井市一般会計予算に反対の立場から討論を行います。

本予算は第5次基本構想に基づくものとなっているため、第5次基本構想についての意見も併せて表明させていただきます。

 

本予算の審議にあたり、日程の変更、会期延長、といった、非常にイレギュラーな対応を議会が取ることとなりました。

昨年11月より、中期財政計画、新庁舎建設の計画について、市長から市議会への答弁が先送りされ、3/3の基本構想審査特別委員会においても、答弁ができない事態となったからです。

その後、議会内で協議や調整が行われ、3/16には、予算委員会の総括質疑を延期して基本構想審査特別委員会が開かれ、市長から「新庁舎の設計や建設時期について大胆に見直すことも含め市議会と協議する」、といった発言がありました。

3/3の基本構想審査特別委員会で市長から何も進捗がなかったため、会期延長も含めた議会日程の大幅な変更をせざるを得なかったことは、大変に遺憾なことであります。

本予算審議を一体どう思っているのか、来年度予算を議決しなくてもいいのか、市政全体に責任を持つ市長としてあるまじき行為であり、市長の提案姿勢に、大きな疑問を感じています。

 

また、本予算は、第5次基本構想に基づく予算となっていますが、市長が答弁を先送りにしたことで、基本構想の審査が進まず、その議決も危ぶまれる状態でしたが、3/22にようやく委員会で採決されました。

担当部局の方々は市長の答弁が先送りになっていることで、スケジュール通りに進まずとも、何度も市議会各会派と調整を行ない、大変苦労して、第5次基本構想の訂正案を作成しました。

私の意見も取り入れて修正してくださった部分もありますが、今後10年間を見通す構想とは思えず、第5次基本構想には反対をしました。

新型コロナ災害による市民生活の経済的困窮、疲弊、子どもたちの育ちへの影響、市民活動の萎縮、縮小に対応し是正する、明確な指針を、基本構想、基本計画の中に示すべきであったと考えます。

 

まずは、コロナ災害の中で、市民の心の支えになり、貴重なものであると改めて気づくことができた小金井の自然環境を壊す道路計画をストップさせる、明確な意思表示を基本構想や基本計画の中で市長が示すことが必要でした。

そして、コロナ災害に乗じたような急速なデジタル化の波に小金井も乗ろうとしていますが、オンライン会議の弊害が最近の新聞記事でも指摘されています。決められたことの追認機能として悪用されているのではないか、という指摘です。3/19の公立保育園運営協議会の審議の中でもWEB会議では十分な議論ができず、意見を述べることができなかった、という市民の意見がありました。 こういった重要な意見は、今後の各審議会の運営にすぐに反映すべきです。

対面での会議の重要性を認識し、どのようにして市民参加の意思を育んんでいけるのか。

市は、これまでの小金井の社会教育のあり方を振り返って再認識し、住民自治の意識醸成の方策を再検討すべきです。

 

予算の総括質疑の中で、公立保育園廃園条例は今議会では提案されなかったが、廃園方針案は撤回されていないのか、廃園方針案が含まれた予算なのか、という問いに対し、直接的な予算は含まれていない、という答弁がありました。しかし、廃園方針案は撤回する、という答弁はありません。昨年3月の当初予算の審議の際には、全く出ておらず、昨年7月に突如、廃園方針案が示されました。

そして、保護者説明会、市民説明会を併せて16回開催、今年の1月から2月には廃園条例案のパブリックコメントが行われました。

これらの経費は今年度予算に含まれていたのでしょうか。

昨年の予算審議の時には、何一つ示されませんでした。

今年度予算に賛成した私としては、賛成した予算年度の中で、それまでどこにも示されなかった公立保育園廃園方針案の準備行為が進んでいくことに信じられない思いをしています。今後もこのような予算執行をされるとするならば、市長を信頼して予算に賛成することは到底できません。

来年度予算には、具体的には廃園方針案に関わる予算はないとされていますが、今年度の執行状況を見ると、具体的な予算が明記されてなくても、どんどん廃園に向けての具体的な準備行為が行われています。

廃園方針案撤回を明言しない限り、何らかの名目で、廃園に向けての予算が執行されると考えられる以上、今予算を認めるわけにはいきません。

 

生活困窮者などへの重要な住宅施策となるはずの居住支援協議会設置、長年の市民の希望だった、子どもの権利に基づき、子どもの相談救済とともに社会制度を変える提言ができる子どもオンブズパーソン設置など、非常に重要な予算も含まれ、ぜひこれらについてはきちんと推し進めていただきたいと考えていますが、前段で述べたように、市長の提案姿勢が信頼できないため、本予算に反対し討論を終わります。

3月議会の主な議案の議決態度

小金井市議会は西岡市長が中期財政計画と新庁舎建設についての答弁を先送りにして議会日程に影響が出たため、会期延長して3/28が最終本会議となりました。

主な議案の議決態度を下記します。片山が作成したり関わった意見書は全て可決されました。

市長は長期基本構想審議の中で、中期財政計画と、新庁舎建設について、議会から求められた説明ができず、11月から3月まで、長期基本構想審査が実質上ストップした状態でした。

3/16に市長から、庁舎建設の時期や設計の大胆な見直しも含めて、市議会と協議したいという発言があり、議会は協議の求めに応じることになりました。どのような場とするか、現在、議会内と市長で調整を重ねています。

市長は市議会からの再三の質疑の中で、自らの責任を認める形で減給条例を提出しました。

これを受けて、市議会全員一致での「庁舎複合施設の建設に向けて、市長と市議会の協議の場において、着工可能な成案を得られるように全力を傾注することを表明する決議」を作成し議決しました。

来年度予算の総括質疑で、公立保育園廃園方針案の撤回を求めましたが、市長はこの求めには応えず。廃園方針案の撤回がない中、今年度のように、方針案を進めていくことがあってはならないため、予算に反対。第5次基本構想は今後10年間の見通しがなく、はけと野川を壊す道路計画撤回の意思も示されていないため、反対しました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2022年度一般会計予算
賛成16:自民党・信頼の小金井5、公明党3、みらいのこがねい3、小金井をおもしろくする会2、こがねい市民会議1、生活者ネットワーク1、元気!小金井1
反対6:市民といっしょにカエル会(片山)、共産3、情報公開こがねい1、緑・つながる小金井1
※議長(みらいのこがねい)は採決に加わらず

第5次基本構想
賛成17:自民党・信頼の小金井5、公明党2、みらいのこがねい3、小金井をおもしろくする会2、情報公開こがねい1、こがねい市民会議1、生活者ネットワーク1、元気!小金井1、緑・つながる小金井1
反対4:市民といっしょにカエル会(片山)、共産3
退席1:公明党(渡辺ふき子)1
※議長(みらいのこがねい)は採決に加わらず

令和4年4月に小金井市長に支給する給料の特例に関する条例
賛成15:市民といっしょにカエル会(片山)、自民党・信頼の小金井5、共産3、公明党3、情報公開こがねい1、こがねい市民会議1、元気!小金井1
反対7:みらいのこがねい3、小金井をおもしろくする会2、生活者ネットワーク1、緑・つながる小金井1
※議長(みらいのこがねい)は採決に加わらず

◇決議

「第5次基本構想に基づき、国分寺崖線の緑と自然の保全を求める決議」
賛成13:市民といっしょにカエル会(片山)、共産3、みらいのこがねい3、小金井をおもしろくする会2、情報公開こがねい1、生活者ネットワーク1、元気!小金井1、緑・つながる小金井1
反対9:自民党・信頼の小金井5、公明党3、こがねい市民会議1
※議長(みらいのこがねい)は採決に加わらず

「庁舎複合施設の建設に向けて、市長と市議会の協議の場において、着工可能な成案を得られるように全力を傾注することを表明する決議」
賛成22:市民といっしょにカエル会(片山)、自民党・信頼の小金井5、共産3、公明党3、みらいのこがねい3、小金井をおもしろくする会2、情報公開こがねい1、こがねい市民会議1、生活者ネットワーク1、元気!小金井1、緑・つながる小金井1
※議長(みらいのこがねい)は採決に加わらず

環境配慮した窓のひらく新庁舎にしよう!

コロナ災害の中、庁舎建設を見直す自治体も出てきています。小金井市は賃借庁舎の解消のために、新庁舎と新福祉会館の建設を急がなくてはなりませんが、浸水地域となったことで大幅に建設費が増え、竣工まで7ヶ月延期になった建設計画については見直しが必要であり、これからの時代は環境配慮と換気が重要になるため、窓が開けられる建物にするべきです。新福祉会館の中に統合される保健センターの機能強化が必要なため移設については再考が必要です。

片山かおるの小金井まちづくりプラン2021 5.野川やはらっぱをそのまま子どもたちに~放射能汚染や脱原発、地球温暖化防止の取り組みを

 

5 野川やはらっぱをそのまま子どもたちに~放射能汚染や脱原発、地球温暖化防止の取り組みを

★野川やはけを壊す都市計画道路はつくらせない。オオタカも営巣する貴重な里山自然を観光の目玉に

★再生可能エネルギー使用で脱原発都市に。温室効果ガス2050年ゼロへ

★旧「雨デモ風デモハウス(環境楽習館)」を活用。省エネルギー環境先進都市に

★地産地消のカフェを併設した資源化施設を、環境教育とにぎわいの拠点に

★ゼロウェイスト(ごみゼロ)認証商店制度で、ごみを出さない、無包装、量り売りの商店を

★リユース品を取り扱う「くるくるショップ」を新庁舎内に