2022年度小金井市一般会計予算 反対討論

議案第7号2022年度小金井市一般会計予算に反対の立場から討論を行います。

本予算は第5次基本構想に基づくものとなっているため、第5次基本構想についての意見も併せて表明させていただきます。

 

本予算の審議にあたり、日程の変更、会期延長、といった、非常にイレギュラーな対応を議会が取ることとなりました。

昨年11月より、中期財政計画、新庁舎建設の計画について、市長から市議会への答弁が先送りされ、3/3の基本構想審査特別委員会においても、答弁ができない事態となったからです。

その後、議会内で協議や調整が行われ、3/16には、予算委員会の総括質疑を延期して基本構想審査特別委員会が開かれ、市長から「新庁舎の設計や建設時期について大胆に見直すことも含め市議会と協議する」、といった発言がありました。

3/3の基本構想審査特別委員会で市長から何も進捗がなかったため、会期延長も含めた議会日程の大幅な変更をせざるを得なかったことは、大変に遺憾なことであります。

本予算審議を一体どう思っているのか、来年度予算を議決しなくてもいいのか、市政全体に責任を持つ市長としてあるまじき行為であり、市長の提案姿勢に、大きな疑問を感じています。

 

また、本予算は、第5次基本構想に基づく予算となっていますが、市長が答弁を先送りにしたことで、基本構想の審査が進まず、その議決も危ぶまれる状態でしたが、3/22にようやく委員会で採決されました。

担当部局の方々は市長の答弁が先送りになっていることで、スケジュール通りに進まずとも、何度も市議会各会派と調整を行ない、大変苦労して、第5次基本構想の訂正案を作成しました。

私の意見も取り入れて修正してくださった部分もありますが、今後10年間を見通す構想とは思えず、第5次基本構想には反対をしました。

新型コロナ災害による市民生活の経済的困窮、疲弊、子どもたちの育ちへの影響、市民活動の萎縮、縮小に対応し是正する、明確な指針を、基本構想、基本計画の中に示すべきであったと考えます。

 

まずは、コロナ災害の中で、市民の心の支えになり、貴重なものであると改めて気づくことができた小金井の自然環境を壊す道路計画をストップさせる、明確な意思表示を基本構想や基本計画の中で市長が示すことが必要でした。

そして、コロナ災害に乗じたような急速なデジタル化の波に小金井も乗ろうとしていますが、オンライン会議の弊害が最近の新聞記事でも指摘されています。決められたことの追認機能として悪用されているのではないか、という指摘です。3/19の公立保育園運営協議会の審議の中でもWEB会議では十分な議論ができず、意見を述べることができなかった、という市民の意見がありました。 こういった重要な意見は、今後の各審議会の運営にすぐに反映すべきです。

対面での会議の重要性を認識し、どのようにして市民参加の意思を育んんでいけるのか。

市は、これまでの小金井の社会教育のあり方を振り返って再認識し、住民自治の意識醸成の方策を再検討すべきです。

 

予算の総括質疑の中で、公立保育園廃園条例は今議会では提案されなかったが、廃園方針案は撤回されていないのか、廃園方針案が含まれた予算なのか、という問いに対し、直接的な予算は含まれていない、という答弁がありました。しかし、廃園方針案は撤回する、という答弁はありません。昨年3月の当初予算の審議の際には、全く出ておらず、昨年7月に突如、廃園方針案が示されました。

そして、保護者説明会、市民説明会を併せて16回開催、今年の1月から2月には廃園条例案のパブリックコメントが行われました。

これらの経費は今年度予算に含まれていたのでしょうか。

昨年の予算審議の時には、何一つ示されませんでした。

今年度予算に賛成した私としては、賛成した予算年度の中で、それまでどこにも示されなかった公立保育園廃園方針案の準備行為が進んでいくことに信じられない思いをしています。今後もこのような予算執行をされるとするならば、市長を信頼して予算に賛成することは到底できません。

来年度予算には、具体的には廃園方針案に関わる予算はないとされていますが、今年度の執行状況を見ると、具体的な予算が明記されてなくても、どんどん廃園に向けての具体的な準備行為が行われています。

廃園方針案撤回を明言しない限り、何らかの名目で、廃園に向けての予算が執行されると考えられる以上、今予算を認めるわけにはいきません。

 

生活困窮者などへの重要な住宅施策となるはずの居住支援協議会設置、長年の市民の希望だった、子どもの権利に基づき、子どもの相談救済とともに社会制度を変える提言ができる子どもオンブズパーソン設置など、非常に重要な予算も含まれ、ぜひこれらについてはきちんと推し進めていただきたいと考えていますが、前段で述べたように、市長の提案姿勢が信頼できないため、本予算に反対し討論を終わります。