3月6日の本会議で採決された、都市計画道路に関する陳情の採決結果と、片山の賛成討論です。
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7 陳情 2 号「優先整備路線の検証報告」について陳情書 不採択
7 陳情 2 号「優先整備路線の検証報告」について陳情書に対し、賛成の立場から討論します。 7 陳情 3 号「優先整備路線の検証報告」について陳情書にも同様に賛成であるので、二つの 陳情書に対する賛成討論になります。
二つの陳情の陳情要旨にあるのは以下の2点です。 (1)「小金井市がすすめている「優先整備路線の検証について報告書(案)」はあまりにも問 題点が多すぎるので「報告書」として採用すべきでないとすること (2)小金井市長が早急に、東京都に対し、優先整備 2 路線の見直しを求める要望書を提出す るように要請すること
これらの陳情事項は当然のことだと考えます。
報告書案の問題について、1 次検証のアンケート設問内容が曖昧で理解不能、アンケート趣 旨と相違がある、道路の必要性だけで答えられないなど、参加した市民の多くが回答不能に なっていたこと、街路ごとのアンケートではないこと、2 次検証の必要性の評価については 地域の生活を無視した評価となっていることなどが指摘されています。 大きな問題と考えるのは自然環境への影響の軽視です。 本来、市長公約である都市計画道路 3・4・11 号線の建設中止を東京都に申し入れるための 検証であれば、自然環境への影響を最重要視する検証を行うべきだったと考えます。 小金井市みどりの基本計画、環境基本計画、地球温暖化対策地域推進計画などに即し、これ からでも環境専門家による有識者会議などを設置し、野川や武蔵野公園、はけの生態系への 影響について調査し、保全重要性の認識を示すべきではないでしょうか。 小金井市環境基本条例には公害の防止が謳われています。道路建設が行われると環境破壊の みならず、環境汚染もされるのです。 小金井市環境基本条例の基本理念に立ち返り、環境先進都市として、今ある自然環境保全を 第一に打ち出していくことが、今後の小金井市の発展にもつながっていくことになるのでは ないでしょうか。 3/4、検証報告案に基づく、市長の総合的判断についての市長報告が撤回となりました。こ の市長報告撤回の要因となった環境・保全生態学の学者の方からの抗議文を拝見し、環境保 全の観点の検証の必要性について、痛感しました。 市長は、学者の方の貴重な意見をしっかり受け止め、陳情で指摘されている行動をすべきと 申し述べ、ふたつの陳情への賛成討論を終わります。