『つながり、参加できる社会』 市民が参加すると社会はどんなふうに変わっていくの?

つながり、参加できる社会

市民が参加すると社会はどんなふうに変わっていくの?

3.11以降、多くの市民が政治や社会のあり方に疑問と関心を持ち、それぞれのやり方で声をあげています。自分自身の力で民主主義を機能させること、平和を希求し、差別のない社会をつくること。未来へ希望をつないでいくためにはそれしかありません。

 

【届け!市民の想い】

「官邸前デモに関わって」

国民は騙され続けている。あの日、せめてSPEEDIの情報があれば被曝せずに済んだ人がいた。原動力は「怒り」。3.11以降いちばん早くに行われた3.27のデモに行って以来、「原発いらない」の想いひとつで様々な反原発デモへ。秋からは経産省前抗議、2012.3.29からは毎週金曜、首相官邸前抗議へ。官邸前に人が増えてからはスタッフとして関わるように…。それはごく自然な流れだった。私の中では。地震活動期の日本で再稼働など狂気の沙汰。過ちを繰り返してはならない。(北村裕子 梶野町)

 

「『さよなら原発!小金井パレード〜子どもといっしょに歩こう!〜』を提案」

3.11直後、放射能が大量に漏れたという不安と恐怖の中、何か私たちにできることはと考えたのが、脱原発デモへの参加でした。そこで、子連れで都心のデモに参加するも、途中でリタイヤ。「子どもと一緒に安全かつ楽しく、正しく脱原発をアピールできないか」と思い、パレードをスタート。世の中の流れに肩を落とすこともありますが、黙っていては賛成と同じ。初心を忘れず、今後は様々な形で脱原発をアピールすることを模索中です。(3人の子どもの母親 前原町)

 

「経産省前テント座り込みに参加」

経産省・北東角地のテント広場、発災の半年後に霞が関で始まったこの24時間の座り込みは400日を超えました。いま、広場は原発事故・事件を忘れさせようとする「収束宣言」に抗し、政府の原発再稼働に抗議する運動に繋がっています。経産省包囲をはじめ、官邸、国会、東電や関電本社、文科省アクションの中継基地にもなっています。世界からフクシマに共感を寄せる多くの人々が集い、それが被災地復興の闘いを可視化させるのです。(大賀英二 前原町)