12.市政ウオッチング」カテゴリーアーカイブ

5/31談話室『どんな市役所、どこに建てる?』

昨年、市役所庁舎建設に関して市民から住民投票を求める直接請求が出されましたが、小金井市議会は否決しました。一方、市は新庁舎建設を進めるため庁内で新庁舎建設検討委員会を開催し、すでに「小金井市新庁舎建設基本構想(素案)」が今年3月にまとめられています。

住民投票はやらないうえ、市役所が勝手に庁舎を建ててしまう事態となることはいかにもマズイ、そこで市長は市民にも「検討」に加わってもらうことにしました。これが「小金井市新庁舎建設基本構想策定市民検討委員会」です。

この委員会を設置するにあたり、19名の公募委員の枠に市民から249名の応募がありました。そして、第1回の検討委員会が今年の3月21日に委員27人全員出席のもと開催されています。

今回の談話室では、月2回のペースで開催されている「委員会」の様子を含めて「住民投票を求める会」の方からお話を伺います。

 

お話: 加藤了教さん (駅前庁舎の是非を問う住民投票を実現する会)

 

日時: 5月31日(月)  夜7時より

場所: 市民交流スペース カエルハウス

参加費: 500円

主催:市民自治こがねい

第3次行財政改革大綱とパブコメ回答が出ました

ぜんぶ実施したとしても、財政効果が3億円から2億7千万円に減っています。

パブコメの意見もほとんど活かされず(選挙公報への意見は活かしたそうです)。議員からの意見は多少反映されたようですが、私が意見したところからは、市民恊働支援センターの記述ぐらい。

いちばん大きな問題は陳情採択が活かされなかったことです。また財政効果の算出基準が、各項目によって違うということもわかりました。

232件を超えるパブコメ。小金井では最多です。こんなに市民が市政に関心を持つきっかけになった行革大綱、パブコメに丁寧に対応することや、意見をかわす仕組みを作っていくことが市民恊働や市民自治のとっかかりになると思うのですが。。。

行革大綱は↓

http://www.city.koganei.lg.jp/kakuka/kikakuzaiseibu/gyoseikeiei/zigyou/dai3jigyouzaiseikaikakutaikou/index.html

閉会中の委員会で気になったこと

4/28の厚生文教委員会では、陳情などが落ち着いたので、しばらくぶりに調査項目についてじっくり議論。今年度中に調査を詰めないとなりません。待機児解消、次世代育成、特別支援、子どもの権利とどれも重要なものばかりですが、もっと集中して有効な調査・議論をしたいものです。

今回、就学援助の案内をリニューアルしてもらい、保護者負担の教育費を精密に調査研究してもらうことにしました。なんで学力テストに参加したのかについては、きれいごとの答弁。教育委員会(特に指導室)にはいろいろ聞きに行っても、ほんとに当たり障りの無いことばかり。突っ込んだ議論も共同作業もあまりやる気がなさそうで、都教委に言われるようにうまーく事を進めていってます。ほんとはもっと自治体独自の教育観を持っていてもいいのだけど。愛知県の犬山市では、犬山の子どもは犬山で育てる、という考えで、当初、学力テストに参加しませんでした。やっぱり教育委員の公選制を目指していきたいなあ。

 

5/10のごみ処理施設建設等調査特別委員会では、HDM方式の生ごみ消滅型の処理施設の進捗状況について聞きましたが、あまり進展なし。ほんとに進展させるつもりがあるのか、陳情採択を軽視しているようすがあります。それより今おこなっている乾燥堆肥型をすすめよう、といった意見も。乾燥堆肥はお金もかかるし、電気や運搬などエネルギーも使うし(茨城まで持っていって堆肥にしている!)、今のやり方については私は疑問に思っています。乾燥って電気を使うし、堆肥にする時は水を加えてもとに戻さなくてはならない。堆肥化については計画が必要と思いますが、可燃ごみをすべて他市で燃やしてもらっている今はむしろ、HDMにトライすることをきっかけに分別収集を進めてごみ減量していくべきかと。

 

5/19の行財政改革調査特別委員会では、行革大綱とパブコメ回答について集中審議。図書館については民間委託の計画がストップされたので、行革大綱の記述が変更されていましたが、学童についてはなんと、委託の方針撤回の陳情が採択されたにも関わらず、もっと進めようとする記述に変わっていました。

これは大問題。委員長から厚生文教委員会委員長に意見を述べることになりましたが、6月議会で揉めそうです。陳情軽視で、さらに市民の行政不審を募らせるのでは。

3月議会の報告その3■「市民交流センター」ってほんとに必要ですか?

現在の市の財政状況では取得、運営に無理が生じる、市民が必要とする施設整備計画ではない、そもそも手続的な疑義が解明されていない、議会でも検証が不十分、といった理由により、「市民交流センター条例」に反対しましたが、可決されました。9月議会では取得に関する議決がせまられます。もっと議論を重ねるべきだと思うのですが…

3月議会の報告その2■一般質問■『町のあちこちでアートを!/なくそう!子どもの貧困/

3/1の一般質問では、「小金井アートフル・アクション!」や、はけの森美術館のこれからと、授業料が払えない子どもや児童養護施設にいる子どもへの支援について聞きました。

計画では3年かけて市民といっしょに基盤を作っていくとのこと。アート支援への小金井らしい試みはこれからです。自由な表現を保障し大切にしてほしいものです。

経済不況により、高校の授業料を払えず卒業できない子どものために、国からの資金支援の緊急施策を市のHPでもお知らせするよう求めました。なにより、福祉と教育の担当が一体となって、もっと積極的に子どもへの支援に取り組むべきと考えます。

「子どもの権利に関する条例」のリーフレットが、条例制定後一年経ってようやくできあがりました。小中学校で配布しているようです。学校できちんとした広報と活用してくれるよう、今後も質問し続けていこうと思います。