閉会中の委員会で気になったこと

4/28の厚生文教委員会では、陳情などが落ち着いたので、しばらくぶりに調査項目についてじっくり議論。今年度中に調査を詰めないとなりません。待機児解消、次世代育成、特別支援、子どもの権利とどれも重要なものばかりですが、もっと集中して有効な調査・議論をしたいものです。

今回、就学援助の案内をリニューアルしてもらい、保護者負担の教育費を精密に調査研究してもらうことにしました。なんで学力テストに参加したのかについては、きれいごとの答弁。教育委員会(特に指導室)にはいろいろ聞きに行っても、ほんとに当たり障りの無いことばかり。突っ込んだ議論も共同作業もあまりやる気がなさそうで、都教委に言われるようにうまーく事を進めていってます。ほんとはもっと自治体独自の教育観を持っていてもいいのだけど。愛知県の犬山市では、犬山の子どもは犬山で育てる、という考えで、当初、学力テストに参加しませんでした。やっぱり教育委員の公選制を目指していきたいなあ。

 

5/10のごみ処理施設建設等調査特別委員会では、HDM方式の生ごみ消滅型の処理施設の進捗状況について聞きましたが、あまり進展なし。ほんとに進展させるつもりがあるのか、陳情採択を軽視しているようすがあります。それより今おこなっている乾燥堆肥型をすすめよう、といった意見も。乾燥堆肥はお金もかかるし、電気や運搬などエネルギーも使うし(茨城まで持っていって堆肥にしている!)、今のやり方については私は疑問に思っています。乾燥って電気を使うし、堆肥にする時は水を加えてもとに戻さなくてはならない。堆肥化については計画が必要と思いますが、可燃ごみをすべて他市で燃やしてもらっている今はむしろ、HDMにトライすることをきっかけに分別収集を進めてごみ減量していくべきかと。

 

5/19の行財政改革調査特別委員会では、行革大綱とパブコメ回答について集中審議。図書館については民間委託の計画がストップされたので、行革大綱の記述が変更されていましたが、学童についてはなんと、委託の方針撤回の陳情が採択されたにも関わらず、もっと進めようとする記述に変わっていました。

これは大問題。委員長から厚生文教委員会委員長に意見を述べることになりましたが、6月議会で揉めそうです。陳情軽視で、さらに市民の行政不審を募らせるのでは。