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『明日の小金井教育プラン』パブコメ締め切りは8/2まで

「明日の小金井教育プラン」は現在パブリックコメントが募集されています(8/2まで)。他に市民参加の観点は無いようです。

6月議会の一般質問では教育部長から「教育委員会の方針のバックに子どもの権利条例の観点が無いとはいえない」という、苦しいけど意味がある答弁が引き出せました。これはけっこう嬉しかった。権利条例を活用していくには、教育委員会の協力がないと進まないものですから。

教育プランには特別支援学級を増やすこと、スクールソーシャルワーカーを取り入れるなど、重要なことが記載されています。ぜひ注目してください。

6/24に6月議会が終わりました。閉会中の日程など

副市長をふたりにしたいという市長の提案は継続審議に。

認証保育所の増設や、ピノキオ幼児園とけやき保育園の設計委託料などの入った補正予算は可決。ピノキオ、けやきの移転についてはもっと慎重な計画のたてかたが求められています。どうも行き当たりばったりの保育行政。子どもの目線がないです。

 

2つめの補正予算が予備日の6/22に提案されました。環境配慮型住宅を滄浪泉園内の旧宮本邸跡に作りたいという予算と、貫井北町地域センター建設のための市民検討委員会に女性委員を増やしたいという予算。

環境配慮型住宅はほんとは中町の農工大近くに作る予定でしたが、土地の問題があり滄浪泉園内にやむなく移転。モデルハウスとカフェ機能的なものなので、もっとにぎやかな場所の方がいいのですが。。

女性委員がひとりも選ばれなかった地域センター市民検討委員会。今回は対処できましたが、今後は男女比に問題がない審議会委員の選び方のルールを作らないと。

 

◇閉会中の日程◇(原則10:00より)

7/16(金)行財政改革調査特別委員会

7/21(水)総務企画委員会

7/27(火)13:00庁舎建設等調査特別委員会

8/17(火)駅周辺整備調査特別委員会

8/20(金)厚生文教委員会

8/24(火)建設環境委員会

8/25(水)14:00議会運営委員会

8/26(木)ごみ処理施設建設等調査特別委員会

8/30(月)第3回定例会初日

6/7一般質問と6/10厚生文教委員会が終わりました

6/7の一般質問では、小金井の子どもの貧困実態調査を要請しましたが、部局はまったく認識不足。荒川区の先駆的な調査事例を調べるということに留まりました。子ども手当が支給されたことで、他の子ども関係の予算を減らすのでは?という疑問については、曖昧な回答。注意しておかないと。

 

『明日の小金井教育プラン』は7月にパブリックコメントが募集されます。市民参加の観点はやっぱり無いようです。でも教育部長から「教育委員会の方針のバックに子どもの権利条例の観点が無いとはいえない」という、苦しいけど意味がある答弁が引き出せました。これはけっこう嬉しかった。権利条例を活用していくには、教育委員会の協力がないと進まないものですから。

教育プランには特別支援学級を増やすこと、スクールソーシャルワーカーを取り入れるなど、結構重要なことが記載されています。注目してください。

 

学校給食については、給食試食会を増やしてほしい、夏休みの調理実習を給食調理員がおこなう、などの

要望について、受け入れてもらえました。民間委託への攻防を目前に、調理員もがんばって動いているのでしょう。アレルギーの診断書がないと対応食を出さない、ということについては、一律ではなく個別に丁寧に対応する、と約束していました。

 

6/10の厚生文教委員会では、子宮頸がんワクチンの陳情審議。福祉保健部長はこれを契機に性教育の取り組みが進めば、といった答弁をしているのに、教育委員会は何もする気なし。検査や副作用などについて資料請求して継続審議となりました。子どもたちの性教育をどう考えるかの契機になるといいかも。

 

学童保育の民間委託ストップの陳情が通ったのに、行革大綱にはその方針が載ったまま。親たちからは陳情を尊重せよ、という要望書が出されましたが、市長は知らんぷり。陳情者も議会も軽視したやり方は問題です。議会への市民の信頼を取り戻すためにも、陳情を実行してほしいという決議を用意してますが、賛否がどうなるか。

 

子どもの権利条例の手引き、条例ができてもう一年も経つのにまだできていません。学童の委託で労力を使って、担当課の手が回らないのが明らか。

6月議会の議案で気になるところ

◆ 緑町に認証保育所ができる?

認証保育所の開設準備や運営費の予算が6,583万円計上されています。緑町に新しくできる認証保育所。農工大の中に建設されようとしている中町の回帰船保育所の建設経費。他の認証保育園の入所者数増もあり、ぜんぶ設置されれば待機児童が35人減るとのこと。保育の質がどうなるかが気がかりです。

 

◆ けやき保育園・ピノキオ幼児園の移設や副市長、住宅手当のこと

移設して新築する園舎の設計委託料が1,105万円。行革大綱にあるように、民間委託が問われています。移設場所とともに、運営がどうなるのかが気になるところ。副市長を2人にする、という条例も提案されています。ワークシェアと共に賃金もシェアするのなら可能かもしれませんが、ほんとに必要なのか疑問。失業者への住宅手当の支給が増えています。社会状況悪化のもと、必要な支援が行き届くようにしなくてはなりません。

子どもの貧困、教育、給食にもっと関心を!

6月議会が始まりました。私の一般質問は、6/7(月)午後1:00ごろです。

今回の質問は、子どもの貧困、教育、給食。

「子どもの貧困」はおとなの無関心から生まれます。

『子ども手当』をきっかけに、やっと目を向けられた子ども施策。小金井では、どのようなビジョンを持って取り組むのかを問います。

一つめは貧困の実態調査について。教育と福祉の連携を探ります。二つめは教育委員会が作っている『小金井教育プラン』。パブリックコメントにかけられるので、子どもの権利の視点でチェックしていきたいところ。三つめは民間委託化が心配されている学校給食。無農薬の給食を提供や、食育の実践など課題はたくさん。給食は学齢児の子どもの生活と体に大きな影響を与えるものです。効率化より質の確保が第一ではないでしょうか。

 

1.「なくそう!子どもの貧困」。貧困の実態調査を

1)子どもの貧困率に応じて小金井の実態調査はしているのか?

2)就学援助の充実と保護者負担の教育費の実態は?

3)「のびゆくこどもプラン」に貧困問題解決の可能性は?教育と福祉の連携を。

 

2. 「明日の小金井教育プラン」に子どもの権利の視点はあるのか?

1)    作成の経緯と主旨は?だれが作っているのか?小金井の子どもすべてが対象なのか?

2)    「小金井市子どもの権利に関する条例」に基づいているか?

3)    市民協働を取り入れて地域分権の出発点にできないか?

 

3. 学校給食の充実について

1)給食試食会の有効活用を。

2)夏休みのサマースクールで調理員による調理実習をできないか?

4)    アレルギーや発達障がいを無くすためのオーガニック給食への道筋を。