6/7一般質問と6/10厚生文教委員会が終わりました

6/7の一般質問では、小金井の子どもの貧困実態調査を要請しましたが、部局はまったく認識不足。荒川区の先駆的な調査事例を調べるということに留まりました。子ども手当が支給されたことで、他の子ども関係の予算を減らすのでは?という疑問については、曖昧な回答。注意しておかないと。

 

『明日の小金井教育プラン』は7月にパブリックコメントが募集されます。市民参加の観点はやっぱり無いようです。でも教育部長から「教育委員会の方針のバックに子どもの権利条例の観点が無いとはいえない」という、苦しいけど意味がある答弁が引き出せました。これはけっこう嬉しかった。権利条例を活用していくには、教育委員会の協力がないと進まないものですから。

教育プランには特別支援学級を増やすこと、スクールソーシャルワーカーを取り入れるなど、結構重要なことが記載されています。注目してください。

 

学校給食については、給食試食会を増やしてほしい、夏休みの調理実習を給食調理員がおこなう、などの

要望について、受け入れてもらえました。民間委託への攻防を目前に、調理員もがんばって動いているのでしょう。アレルギーの診断書がないと対応食を出さない、ということについては、一律ではなく個別に丁寧に対応する、と約束していました。

 

6/10の厚生文教委員会では、子宮頸がんワクチンの陳情審議。福祉保健部長はこれを契機に性教育の取り組みが進めば、といった答弁をしているのに、教育委員会は何もする気なし。検査や副作用などについて資料請求して継続審議となりました。子どもたちの性教育をどう考えるかの契機になるといいかも。

 

学童保育の民間委託ストップの陳情が通ったのに、行革大綱にはその方針が載ったまま。親たちからは陳情を尊重せよ、という要望書が出されましたが、市長は知らんぷり。陳情者も議会も軽視したやり方は問題です。議会への市民の信頼を取り戻すためにも、陳情を実行してほしいという決議を用意してますが、賛否がどうなるか。

 

子どもの権利条例の手引き、条例ができてもう一年も経つのにまだできていません。学童の委託で労力を使って、担当課の手が回らないのが明らか。