11/27の小金井市長選&市議補選では、候補者選びに苦労をしているところばかり。
なんと言ってもいきなりの選挙ですからね。致し方ないと思います。
情報公開こがねいの渡辺大三市議から、東町の高木あきなりさんが市議補選に挑戦したいという話をしばらく前にお聞きしました。
おお!と思いましたね。2009年には都議選に挑戦した人です。その時は、私も一生懸命応援しました。
坂下地域を回る時は、うちに泊まって、子どもたちに世話にしてもらったりして、なんとか選挙戦乗り切ったことを思い出した。
子どもの権利条例の師匠として、数々の勉強会に参加したり、一緒に視察に行ったり、陳情出したり、情報公開請求したり、もう、あらゆる手段を講じて、条例制定に漕ぎ着けましたね。
今、SDGsとか言って、プラスチックストローが排除されているけど、彼にとっては必需品。
彼の重たいバッグの中には、いつも数十本のプラスチックストローがビニールに入っていて、そこから取り出してお茶や焼酎のお湯わりなど飲んでもらうことを繰り返しやってきました。
ある時、取り出したストローをふと見ると、中にカビが。。以来、取り出すたびに中身を確認する癖がつきました。
時々忘れるけど。
高木さんには私が議員になる時に「議員村に染まらないように」と釘を刺されました。今どうなっているだろう。
彼が挑戦するなら、もちろん手伝わなくては、と思ってましたが、一応、関係者に話を聞いてもらおう、と13日の日曜の朝に、カエルハウスに集まってもらいました。
その時、最初に出た言葉が、「なぜ、誰も西岡前市長の責任を追求しないのか?廃園問題のことを聞いて、私は我慢がならず、市議補選に挑戦しようと思った。」と強い口調で語りました。
彼がまとめてきたペーパーには、廃園問題の争点がまとめてありました。
争点①:子どもの権利条例制定から13年、条例の理念はなぜ無視されたのか?
争点②:保育園廃園専決処分は誰がどのように進めたのか?
トッフダウンか、ボトムアップか。
争点③:そもそもなぜ廃園を急ぐのか?
争点④:廃園撤回だけでは不十分、しっかり歯止めを。
争点⑤:西岡前市長は説明責任を果たせ。(石原・猪瀬・舛添3知事の例)
ここしばらく、東京都に出稼ぎに行っていた高木さんですが、辞職した都知事であっても責任を免れず、司法や議会の場で責任追求されるようすを間近に見てきています。
西岡前市長の責任は重たい。当然、100条調査にかけて、なぜ専決処分に至ったのか、原因究明すべきである、と主張されました。
私は、子どもの権利条例を作ろうと一緒に動いてきた仲間として、改めて、ものすごいシンパシーを感じました。
そうなんです、今、誰も西岡の責任を追求していない。それはなぜ??
こんないきなりの選挙で、盛り上がりもないまま行われようとしているけど、6000万近い税金が使われている。
なんで、こんな選挙を強要されているのか。
公立保育園廃園が決定され、来年の募集がなくなり、辛い思いをしている親たちの気持ちを救うために、一刻も早く、この状況を変えなくてはならないのに。
先日、執行停止の訴訟について弁護士と当事者との相談に同席させてもらいましたが、まだ3ヶ月の赤ちゃんを抱えた母親がなぜこんな苦労して西岡失政のツケを払わなくてはならないのか、涙が出る思いでした。
私が、西岡前市長の市政で欠けていたことを払拭するために「新市長に求めること」、としてHPにアップした政策集をもとに、高木さんの政策をブラッシュアップしてくれました。
下記したFacebookページにも政策やプロフィールをアップしています。ぜひご参考ください。
高木あきなり Facebookページ
https://www.facebook.com/profile.php?id=100087613429626
高木さんは脳性麻痺当事者なので、言語障害もあり、四肢もうまく使えません。でも頭脳明晰で、ちょっとしたフォローがあれば、議員活動は、十分にこなすことができます。
市議会に挑戦するとは思ってもみませんでしたが、もし一緒に働くことができれば、それこそ、鬼に金棒です。
なんといっても、子どもの権利の師匠ですから!
ということで、彼の助っ人してくれる人たち、大募集中です!
☆高木あきなりプロフィール
1975生まれ。脳性まひのため、四肢及び発音に障がいを持つ。小金井市立東中、都立小金井北高、成蹊大学法学部卒。法政大学院(政治学)修了。現在:都議会議員上田令子政策スタッフ・地域政党自由を守る会政策担当幹事、こがねい情報公開市民会議事務局長、子どもの権利条約ネットワーク運営委員。著書(共著)「子ども条例ハンドブック」「グローバル・コンパクトの新展開」、論文「「子どもの最善の利益」の政策構想―「小金井市子どもの権利に関する条例」制定動向を中心に」など多数。46歳。東町5丁目在住。
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