2009年6月
1.『小金井子どもの権利に関する条例』の広報と推進「子どもの権利の日」が条例から削られたかわりに、5月の子ども週間で広報するということでしたので、その状況と今後のパンフづくりに市民がどう関われるかを問います。
「のびゆく子どもプラン小金井」推進市民会議に、権利条例が配布されていませんでした。推進計画が条例から削られましたが、「のびゆく〜」で審議することになっているはずです。
2.選挙の入場券について
3月の選挙から個人あての葉書ではなく、世帯ごとの封書で入場券が配布されました。「私には届いてない!」という声も多く、個別の選挙権が大事にされていないのが気になります。こんなに課題がある市なのに、投票率がいまひとつあがらなかったのはそのせい?
2009年9月
①市内失業者への支援を!
1)緊急雇用予算について、各課での実施状況。
2)市民の求職者への広報について
3)今後の雇用支援について
■6月補正予算で組まれた雇用の情報は、ハローワークだけでは市民に届かなかった、ということが明らかになりました。広報の拡充や工夫も必要ですし、失業対策、就職支援として市がなにができるのか、早急に考えていかなくてはなりません。
②子どもの貧困の連鎖を食い止めよう
1)就学援助の広報について
2)就学援助の拡充(対象事項、対象者など)について
3)公費負担の学校教材費の拡充
■各地で就学援助が注目されています。子どもたちの教育格差を広げないためにも、教育費の公費保障を広げていきたいところです。
③子どもの権利が保障される町にするために
1)「子どもの権利に関する条例」の推進状況、今後の計画など
2)条例の手引きの作成について
3)広報用パンフレットの作成状況
■条例をどのように活用していくのか、施行されてすでに半年が経ちますが、いまだに何もビジョンが見えてきません。もっと市民や子どもを巻き込んで条例について、いっしょに考える機会を作っていかなくては。
2009年12月
1.これからどのような学童保育所を目指そうとしているのか
1)第三次行革大綱素案にある民間委託化について
2)大規模化している学童保育所への対応について
■第二次行革大綱から引き続いている学童保育所の民間委託問題。しかし、具体的にどんな学童保育所を目指して民間委託しようとしているのか、ビジョンがまったく見えません。一小にある、さくらなみ学童保育所は、来年の入所希望者数がいっきょに90人以上になる予定。今より約20人増となります。いったいどうやって対処するのか。親の不安が募っています。
不況や社会不安、育児不安などを抱え、学童保育を希望する親や子どもがどんどん増えています。いくつかの学童を二つにわける条例が9月議会で通りましたが、指導員の人数は果たして増えるのか、とても疑問。
異年齢の子どもたちが共に育っていく『子どもたちの大事な居場所』であり、親のつながりも深まる子育て支援の場として、どんな学童を目指していくのか、今真剣に考える時です。
2.「子どもの権利に関する条例」を市民といっしょに広めていこう
1)市民と協同してパンフレットを作成しないか
2)今後どのようにして、おとなや子どもの心に響く広報をしていくのか
■市は作業チームを作ってパンフレット作りを進めているようです。しかしどんな解説文にするのか、どんなイメージで作成するのか。子どもの権利の概念についてはさまざまな議論がかわされてきたところ。市民参加で作ってきた条例ですから、広報も市民参加で進めるべきではないでしょうか。
2010年3月
町のあちこちでアートを!
「小金井アートフル・アクション!」と、はけの森美術館のこれからは?
1)「小金井アートフル・アクション!」実施主旨と意義とは?
2)「小金井アートフル・アクション!」の現況と今後について
3)はけの森美術館を真の芸術文化の拠点とするためには?
今、開催されているアートフル・アクションは、町のあちらこちらで小さな規模でおこなわれている催しですが、他の自治体では見られない大変おもしろい試みです。市民がもっとうまく関われる形にしていけないかと思っています。文化と芸術は切り離せない泥臭い関係です。大きなホールじゃなくても、小金井らしいミニマルなアート実験ができるとコミュニテイが活性化するのでは。
なくそう!子どもの貧困。
小金井でできることはなにか?
1)高校の卒業クライシス対策は?
2)子ども手当がもらえない子どもへの対策は?
1/31に「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク設立準備のシンポジウムがあり、会場には人があふれていました。子どもの貧困問題を解決するために、緊急に動いていかなくてはなりません。
子どもが生き生きと暮らせる町にするために
1)「子どもの権利に関する条例」のリーフレットを学校ではどのように活用していくのか?
2)「子どもの権利に関する条例」を庁内で周知するための手引きの作成は?
市民参加でパンフ作ろうよ、と何度も主張しましたが、担当課は耳を貸さず。庁内だけでリーフレットを作りました。仕方ないのでこれをもとに、市民参加のパンフ作り体制を進めていこうと思います。学校でもどのように広報するのか不安。また、庁内でも周知されていないことが、ひがし児童館に設置される生ごみ処理機をめぐる議論の中でも明らかになりました。条例の解釈、活用をめぐる手引きがどのように作成されるのか、きちんと見ていかなくては。
2010年6月
1.「なくそう!子どもの貧困」。貧困の実態調査を
1)子どもの貧困率に応じて小金井の実態調査はしているのか?
2)就学援助の充実と保護者負担の教育費の実態は?
3)「のびゆくこどもプラン」に貧困問題解決の可能性は?
教育と福祉の連携を。
2.「明日の小金井教育プラン」に子どもの権利の視点はあるのか?
1)作成の経緯と主旨は?だれが作っているのか?
小金井の子どもすべてが対象なのか?
2)「小金井市子どもの権利に関する条例」に基づいているか?
3)市民協働を取り入れて地域分権の出発点にできないか?
3.学校給食の充実について
1)給食試食会の有効活用を
2)夏休みのサマースクールで調理員による調理実習をできないか?
3)アレルギーや発達障がいをなくすためのオーガニック給食 への道筋を。
「子どもの貧困」はおとなの無関心から生まれます。
『子ども手当』をきっかけに、やっと目を向けられた子ども施策。小金井では、どのようなビジョンを持って取り組むのかを問います。一つめは貧困の実態調査について。教育と福祉の連携を探ります。二つめは教育委員会が作っている『小金井教育プラン』。パブリックコメントにかけられるので、子どもの権利の視点でチェックしていきたいところ。三つめは民間委託化が心配されている学校給食。無農薬の給食を提供や、食育の実践など課題はたくさん。給食は学齢児の子どもの生活と体に大きな影響を与えるものです。効率化より質の確保が第一ではないでしょうか。
2010年9月
だれもが住みやすい町にするために。小金井でできることは?
この夏、北海道伊達市の障がい者の地域生活支援と、障がい児の児童デイサービスを視察してきました。伊達市では、多くの障がい者が地域で就労し、たくさんの人に支援されながら、グループホームや自立アパートを活用して地域で暮らしています。児童デイサービスセンターには発達支援センターもあり、きめ細かい相談体制が整えられています。小金井の現状と今後の展望を、子どもの権利条例13条の障がい児の支援に基づいて質問します。
小金井市子どもの権利に関する条例を有効に活用するために権利条例を市が運用していくための手引き書がいまだ作られていません。一刻も早く、条例に基づいて子ども施策を充実していかなくてはならないのに。もう待っていられません。なぜ遅れているのか、条例の解釈についても、こと細かに追及します。
2010年12月
[日曜議会]
1)学童を利用しているいないに関わらず、子どもたちと保護者からは今、どのような学童保育が求められているのか? 民間委託の説明会から学んだものはな
にか?
2)小金井の学童保育の可能性をどのように考えるのか?
3)子どもにとって居心地のよい学童とは? 本来は小規模異年齢保育をめざすべきでは? 障がい児の全入は可能か?
子どもの権利条例にのっとった学童保育をつくっていこう!
[通常議会]
11月から導入されたスクールソーシャルワーカーと、12月中には手引きができるはずの「子どもの権利に関する条例」について質問します。
子どもの権利を保障したスクールソーシャルワークを!
1)スクールソーシャルワーカーの現状は? 学校内外への認知の方法は?
2)他の自治体と比較して、小金井の学校での役割はどのようなものになるのか?
3)スクールソーシャルワークに子どもの権利条例がどのように活かされるのか? どのようなスクールソーシャルワークをめざしていくのか?
「子どもの権利に関する条例」を使いこなすために
1)手引きの作成状況は?
2)子どもの権利保障のために、どのような施策を考えているか?
3)子どもの意見表明・社会参加を促すためには、どのような施策が必要か?
子どもに関する施策や公共施設をつくる時、子ども参加で行うためにはどのような取り組みが必要か?
2011年3月
子どもの権利を守る町となるために
1)「小金井市子どもの権利に関する条例」を活かした児童虐待防止の取り組みは? 具体的実践策として考えていることは? 何か案はあるのか? 発達支援、スクールソーシャルワークとの関係は?
2)児童養護施設等退所児童のアフターケア事業について
3)小金井は、児童虐待防止と子どもの権利を推進する先駆的活動地域となれるか? 「のびゆくこどもプラン」の活用と推進について。
4月からカエルハウスの隣に、児童養護施設退所者や職員のためのアフターケア事業「ゆずりは」が開設されます。子どもの権利を守り、児童虐待防止に取り組む小金井、と発信していきます。
みどりや景観を大事にする町づくり、自然との共生について
1)学校、公園、道路の木の剪定について。どのような
基準でどのように剪定、伐採されているのか?
2)教育環境における、みどりの位置づけは? 子どもや保護者、市民の心を傷つける剪定や伐採をしていないか? 学校や公園などでの木の剪定、伐採時の地域住民との話し合いについて。
3)みどりや木を守り、景観を保持するルールづくりを考えないか? 東京都景観条例や小金井のみどりを保全する各種計画との関係は?
前原小学校の校歌にもある「けやきの森」がばっさり切られてしまいました。トーテムポールか電柱のような無惨な姿に、子どもも保護者も教員も心を傷めています。二度とこんなことにならないルールが必要。
2011年6月
新市長の政策について
1)国の原子力政策についての自治体としての考え。小金井での自然エネルギーへのシフト。子育て・子育ち支援と男女平等政策について、「子どもの権利に関する条例」の観点からの考え。民主主義的な市政運営や議会や市民との連携など、市政全般における市長の考えを問う。
学校・保育園の給食や校庭などの放射能測定と
今後の対策について
1)原子力発電所の事故後、小中学校や保育園の給食を放射能測定しているか? 給食の食材の産地や放射能数値はどのように把握しているか? 給食の安全を確保するためにどのような手段が取れるか?
2)校庭や園庭の放射能測定は? その対策は?
3)原発事故が収束しない今、日々変化している状況を把握するために、小金井の大気や土壌、食品や水などを細かく放射能測定する体制を整え、独自の対策を考えないか?
2011年9月
電力自由化と省エネルギーで脱原発自治体になろう!
1)市の施設の省エネルギー取り組み状況について
2)電力自由化とグリーン電力購入の検討状況について
◇各市で電力自由化の取組みが始まっています。入札によって東電より安い電力を選ぶことができます。立川ではすでに実施して数千万円の節約となりました。小平でも実施にむけて準備中。小金井も乗り遅れないようにしないと!
地域で自然エネルギーを活用しよう!
1)小金井全体の電力使用量は?
2)長野県飯田市のおひさまエネルギーについて
3)高尾電力や藤野電力など、市民主体で始めている自然エネルギー活用の取り組みと、小金井の市民との協働について
◇市民の中で自然エネルギープロジェクトが始まっています。地域エネルギー(小金井電力)を作ったり、エクセルギーハウス(環境配慮型住宅)の知恵を活かした暮らしができれば理想的ですね。
子どもの権利条例の具体的な活用法をさぐろう!
1)意見表明権を活用するために、市や学校ができることは?
2)子どもたち自身に「子どもの権利条例」があることを実感して もらうために市ができること。
◇「子どもの権利に関する条例」ができて三年。市の取り組みはまだまだ進んでいません。放射能汚染にさらされた今、原発に頼らずこれからの新しい社会を作っていくには、子どもの力を活かしていくことがなにより大事。
2011年12月
2012年3月
震災避難者の支援について
1)震災後、小金井市に避難してきている被災者の状況把握はどうなっているか?
「全国避難者登録システム」及び、それ以外の避難者の状況について。
2)小金井市から避難者への支援や情報提供は適切に行われているか?
各課や社協での対応はどのような状況か。
3)「東日本大震災に対応する雇用創出基金事業(震災等緊急雇用対応事業)」や「民間賃貸住宅借り上げ制度」の活用は検討されているか?
4)『福島避難者こども健康相談会』に関する各自治体の対応状況と東京都の避難者支援課の対応を参考に、市の施設を活用した子どもの保養等も含め、小金井市での避難者支援を充実させないか。
昨年の東日本大震災、そして福島第一原発の事故から一年が経とうとしています。原発事故は未だ収束せず、放射能汚染への対策もほとんど進んでいません。小金井市への避難者のうち市が把握しているのは128人(2/9現在)。他市と比較してもかなり多くの方がいます。地震や津波のみならず、私たちが使っている東京電力の原発事故による避難も多い中、近くに住む避難者の方々へ、今後も手厚い支援を行うべきです。
子どもの権利条例と教育施策について
1)来年度の教育施策に盛り込まれた「子どもの権利に関する条例」リーフレットの活用とは? 明日の小金井教育プランとの関係と、教育委員会や他の審議会等での論議、今後の取組みについて。
他の施策項目の素地に、子どもの権利の視点はあるのか。 どういったステップで、子どもの権利の実現をはかっていこうと考えているのか。「小金井市子どもの権利に関する条例」が教育施策に盛り込まれたというのは素晴らしいことです。ぜひとも実のある形で進めてほしいと思います。
2012年6月
1.原発事故後の子どもたちの食の安全と充実を給食から実現させよう!
1)学校・保育園給食の食材選定基準について。産直、地産地消、無農薬、非遺伝子組み換え、放射能ゼロベクレルへの小金井の取組み状況は?
2)武蔵野市の給食調理や放射能事前測定に対する取組み、産直の食材納入を参考にしないか。
3)栄養士と調理員の食育と食の安全に対する取組み状況は?ベテラン栄養士と調理員の知見はどのように活かされ、受け継がれているのか。他地域の取組みをどのように把握し、参考にしているのか。北海道置戸町の取組みを参考にできないか。
2.女性と非正規労働問題。第4次行動計画と女性のエンパワメントについて
1)第4次行動計画の進捗状況は?第3次行動計画からの発展はどのようなものになるのか?
2)「知っておきたいデートDV」「男女共同参画の視点からの表現の手引」の活用について
3)3月に発表された政府の「望ましい働き方ビジョン」への見解を問う。
4)小金井市内の女性非正規労働者の労働条件、労働環境はどのような状態か把握しているか。
5)第4次行動計画に、女性の労働問題への対応や女性のエンパワメントを盛り込むべきではないか。
2012年9月
「小金井市子どもの権利に関する条例」を実効性のあるものとするためにも、条例の理念に基づいた施策を応援し、条例の充実にもつなげたいと考えています。
1.子どもの最善の利益の観点から〜IBA問題解決型のスクールソーシャルワークとは?
1)学芸大で行われた「小金井市における問題解決型ケース会議実践報告」について
2)IBA問題解決型ケース会議とは? 小金井での実践と効果と評価は? 子どもの意見表明権は保障されているのか?
3)学芸大研究プロジェクト終了後のスクールソーシャルワークの方向について
なくそう!子どもの貧困〜養護施設から里親委託の流れの中で
1)2011年厚労省の里親委託ガイドラインについて。小金井での里親支援、里親募集の状況は? 東京都や児童相談所からの要請は?
2)福岡市の里親普及・支援事業などを参考に、小金井でも里親支援に取り組めないか。
3)里親の村である「子どもの村 福岡」のような、SOS子どもの村をモデルとした児童養護システムが東北の被災地でも実践されようとしている。被災地支援の一環として、子どもの権利に関する条例を持つ小金井からも支援の声をあげていかないか。