原発再稼働に反対する声明(フェミ議連)

1/6までエネルギー計画へのパブコメが募集されています。
全国フェミニスト議員連盟から「原子力発電所の再稼働に反対し、安全に留意したエネルギー政策を求める声明」を出しました。
原発立地自治体および近隣自治体の松江市、松山市、仙台市の女性議員と調整しながら作成したものです。
フェミ議連主催パワーアップ講座の次の日の1/15には、経産省へ提出に行こうと考えています。
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内閣総理大臣 安倍晋三 殿

経済産業大臣 茂木敏充 殿

原子力規制委員会委員長 田中俊一 殿

経済産業省 資源エネルギー庁長官 上田隆之 殿

                          2013年12月30日

原子力発電所の再稼働に反対し、安全に留意したエネルギー政策を求める声明

                  全国フェミニスト議員連盟

           代表 日下景子(神奈川県議)片山かおる(小金井市議)

事務局 村越まり子

 2011年3月11日の東日本大震災そして東京電力福島第一原子力発電所の事故の後、私たちの生活は根本から見直しを求められています。

福島原発事故は、収束にはほど遠い状況であり、今も放射能の拡散や汚染水の流出が続くなど深刻な状況で、廃炉作業にも取りかかれない状態です。

今なお14万人余の福島県民はふるさとを追われ、困難な避難生活を強いられています。

それにも関わらず、2013年12月27日現在、島根原発、伊方原発、玄海原発、女川原発など、全国で9原発、16基の再稼働が原子力規制委員会に申請されました。

しかし、原発から30km圏内の各自治体での原発避難計画の策定は、4割に満たない状態です。ひとたび事故が起きれば、放射能被害は天候や風向きが大きく影響し、距離が安全の担保にならないことは福島原発事故の現状が証明しています。

現在、経済産業省は、新しい「エネルギー基本計画」策定に向け、パブリックコメントを募集していますが、原子力発電については「安定的で重要なベース電源」と位置づけ、今後の再稼働を認める政策方向を示しています。

これだけの被害をもたらした原発事故の原因追求も不十分なまま、原発維持と再稼働容認の方向性は、とても承服できるものではありません。

私たちは、次の世代の子どもたちに持続可能な未来を残す責任を負う立場からも、福島原発事故の教訓を基に、真に安全なエネルギー基本計画の策定をおこない、原発に依存する社会から脱却し、原発再稼働を認めないことを国に強く要求します。

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「パブコメで未来を変えよう。エネルギー計画にあなたの声を」
★パブコメは下記から!! パブコメは何度でも提出できます。
年末年始にじっくりと長いパブコメを書きましょう!!http://p.tl/-Bh8 (電子政府の総合窓口:短縮URL)以下パブコメについての呼びかけ文です。
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内容、プロセス、ともにひどいエネルギー基本計画案。このままでは、福島原発事故がなかったかのように、原発への回帰、核燃料サイクルの推進方針が決まってしまいます。全力をあげて、閣議決定を阻止しましょう。
問題点は下記をご覧ください。
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/
ここはやはり行政上の正式な手続きであるパブコメを集中させることが先決です。
たとえ反映されないことがかなりあからさまであったとしても、パブコメについては政府も答えないわけにはいきませんし、メディアも必ず報道してくれます。
思わず配りたくなるキレイなチラシもできました(添付)。年末年始でお忙しいことと思いますが、ここが正念場!ぜひ、拡散していただければ幸いです。
http://publiccomment.wordpress.com/

一方で、パブコメの結果をまつことなく、政府は着々と関係閣僚会議で、エネルギー基本計画を既定路線にしようとしています。
http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/201312/17_a.html
最終処分場についても、「国が前面に出て」、決定することになっています(エネルギー基本計画案に明記)。弱い立場の自治体に、あの手この手をつかって押し付けることになるのではないかと心配です。