11.保育園・学童保育」カテゴリーアーカイブ

7/29、東京新聞に小金井の公立園3園の廃園方針が掲載されました。

7/29の東京新聞に公立園3園の廃園方針が掲載されました。

廃園に反対する市民からはこんなコメントも。市は廃園ではなく、いかに市の財産であるインフラを上手に使いながら子どもたちが住みやすい、子どもの権利が実現したまちづくりをするかに力を注ぐべきではないでしょうか。

「元民間保育園の施設長で、市の廃園方針に反対する安藤能子(よしこ)さん(71)は「お金がないから廃園するというのでは能がない。定員は半分でもいいからショートステイなど子育て支援機能を盛り込み、市営ならではの拠点として再整備してほしい」と話している。」

https://www.tokyo-np.co.jp/article/120160?fbclid=IwAR0HtX6qgGmuP-G1NcGlLDDG0Gte1hNImnFvSwCL4lm8Kyc0Y96xN20dRek

7/28厚生文教委員会で公立保育園3園の廃園方針が示されました。子どもの育ちの保障を放棄した小金井になるのか。

7/28の厚生文教委員会で、保育政策課長から、公立保育園3園の廃園方針の説明がありました。

長年培ってきた、公立保育園5園のうち、3園もを取り潰す方針です。

なぜ西岡市長自らの言葉で報告しないのでしょうか?

そもそも厚生文教委員会で、一つの行政報告として済ませられる案件なのでしょうか?

昨日の厚生文教委員会のアーカイブはこちらです。1:42:34ごろから。

夜7:30からの質疑だったので、片山の質問の途中で打ち切りになってしまいました。

続きは8/10の13:00から再開となります。

 

公立保育園が廃園??!!

公立保育園の廃園方針「新たな保育業務の総合的な見直し方針(案)」がいきなり示されました。

来年4月から公立保育園5園のうち、さくら、くりのみ、わかたけの3園の0歳児枠をなくし、順次一年ごとに1歳児、2歳児と無くしていき、現在在園している児童が全員卒園したところで廃園にする、という乱暴極まりない計画です。

待機児童が今年は41人だったこと、株式会社などが経営する民間保育所の新設が相次いでいること、新庁舎建設には100億円以上かけるのに、老朽化した保育園の建て替えに使うお金がない、ということ、職員数を減らし人件費をさらに削って行革している、と見せかけたいということです。市長は小金井市として、保育を必要とする子どもたちの育ちの場を保証する責務を放棄する、ということですね。

公立園の役割を一体どう考えているのでしょうか?

小金井の子ども施策全般の計画となる「のびゆく子どもプラン」を策定してきた、子ども子育て会議での議論を経たものなのでしょうか?

行革の中で、公立保育園の民営化が提案され、公立保育園運営協議会で数年間議論されてきましたが、市の予定通りには進みませんでした。

保育計画策定委員会では、保育の質を保つための保育ビジョンを作り、3月に発表されましたが、委員会の中では公立園の保育を基礎としながら、保育ビジョンを作成してきたと聞いています。

のびゆく子どもプラン、保育ビジョンとの整合性は?

公立保育園には多くの税金が使われています。子どもの育つ場を市として保障するために、必要な重要な予算と考えます。

公立保育園を利用していない、民間保育所に通う子どもや親、一般市民にとっても、子どもの権利を基に、障がい児や要保護児童、貧困家庭にとってセーフティネットとなり、保育園に通っていない子育て世代の親たちのよりどころにもなる場所でもあります。

7/28の厚生文教委員会で説明があるようですが、まずは提案の手続きに大きな疑義のあるこの方針を撤回すべきと考えます。

※この資料は委員会に出される正式な資料であり、議会改革の中では、議会に提出された資料は速やかに市議会HPで公開できるようにする準備を進めています。決して非公開資料ではありません。

保育園運営見直し方針 厚生文教委員会資料

小金井の保育行政と回帰船保育所の歴史の変遷

1/24の★片山かおると語ろう!リアル&オンライン座談会「子どもが育ちゆく権利とは」の際に、あんどーさんが作ってきてくれた、小金井の保育行政と回帰船保育所の歴史の変遷をつづる手書きフリップをアップしました。前日に夜なべして作ってくれたものですが、こういう手書きフリップは勢いがあって心に残りますね。思いがつまりまくっていて、気持ちいい。ぜんぜんスマートじゃないのが、またいいのです。

1/24の★片山かおると語ろう!リアル&オンライン座談会Vol.4『子どもが育ちゆく権利とは』動画をアップしました

★片山かおると語ろう!リアル&オンライン座談会Vol.4『子どもが育ちゆく権利とは』
の動画を「片山かおる 小金井」のYouTubeチャンネルにアップしました。
webカメラのマイクをきちんと使えてなくて、あんどーさん、みよしさんの声が小さいままで、すみません。。
いつも、YouTubeにアップしてくれるユンくんに、音声のレベルアップをお願いしていたのですが、ちょっと難しい!と言われたので、そのまま上げてもらいました。
音量を大きくしてお聞きください。
回帰船の現役の親御さんが二人も登場してくれて、いろいろ語ってくれているのがとても嬉しいことでした。
話の中で出てきた、同調圧力、アーバン化か。。確かにそうかもね。小金井は貧富の差が激しく見えない、中所得層が多いとよく言われる訳です。学校では特にそう。
保護者会が終わった後、仲良くなったお母さんと話をしていたら「実は私、ひとり親なんですが、なんて思われるかわからないから内緒にしてください。」と言われたこともあります。
就学援助の相談を受けた時も、「市役所の教育委員会の窓口に行ったら、大きな声で『教育支援ですね!』と言われて困ったことがあった。就学援助を受けていると周りの人に知られたらどうするのか。子どもが差別にあったり、進学に差し障るのでは」と話すお母さんもいました。
どちらもものすごくショックな話でした。
私が一期目の議会での質疑の際に、就学援助の充実の質疑などをしていたら当時の稲葉市長から「就学援助を受けなくて頑張っている人もいる」という答弁があり、何を言うのか!と思って、その後もしつこく質疑し続けています。
そしてまた、私の子どもたちも就学援助を受けていた、ということをできるだけ公の場で話すようにしています。
就学援助でも生活保護でも、制度を利用することは恥ずかしいことでもなんでもないんです。
アーバン化なんてしないで、おかしなことはおかしい、と言い続けないと。
そして、あんどーさんや私は喧嘩が強い、と言われてましたが、ケンカ強くないです。
むしろ、負けてばかりです。でも、勝ち目のあるケンカじゃなくて、負けるとわかっていても、言わなくちゃならない時は言う、大衆迎合しないで、おかしなことはおかしいと怒ることが大事なことだと思うんです。
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小金井市は2009年3月に「子どもの権利に関する条例」を制定しました。たくさんの市民が関わり、9年かけてようやくできた市の基本条例です。しかし、ほんとに子どもの権利が保障された町になっているでしょうか。コロナ災害の中で、最も権利侵害を受けているのは子どもたちではないでしょうか。
おとなと子どもがともに育ち合う、「保育サービス」ではない共同保育に関わってきたお二人と一緒に、子どもの権利と、おとなの(おんなの)人権について、語り合います。
お話: 石毛(みよし)良子さん(元保育者、『かいきせんにのって』著者)、安藤能子さん(元保育施設長、元児童福祉審議会委員)ほか
日時:2021年1月24日
場所:市民交流スペース カエルハウス