11/20告示、11/27投開票の小金井市長選&市議補選について

11/20告示、11/27投開票の小金井市長選&市議補選において、市長選では特定の候補者を応援せず市議補選では高木あきなりさんを応援することとしました。
10/7に西岡前市長が辞職を表明してから、すぐにどうするか検討しました。10/8には3年前の市長選で森戸候補を応援した3会派で集まり相談。以前から市長選に意欲のあった白井市議に意向を確認することにしました。
ただ、森戸市長選の時に、白井市議は西岡前市長を容認すると発言していたので、その総括が必要ではないかという意見もありました。
10/9に、渡辺大三市議と片山とで白井市議に面談。市長選への意欲は確認しましたが、政策が固まったところで改めての相談に。私たちからは前日に3会派で話し合ったこととして、3年前の市長選で西岡前市長応援に関わった現都議や国会議員は関わらない方がいい。市議会の問題として、市議会で大きな枠を作るよう政策は調整してほしい。といったことを伝えました。
その後も、度々、特に市庁舎建設について政策の相談がありました。
片山の関係者とは10/17に面談。なぜ西岡容認したのか、3年前の市長選の総括を求める人が多くいました。

その後、なかなか政策調整がありませんでした。10/23に市民の集まりをする、と聞き、市議会の各会派に応援依頼しているのであれば、関係する市民もいるのだから、一緒に始めた方がいいよ、取り残された思いをする人を出さない方がいい、とアドバイスしていましたが、先行して、市民の集まりが開催され、後日、その場で政策が示された、と聞きました。

政策調整を待っていた3会派は、白井市長選の枠組みから外されたことになります。
2会派とは、市庁舎建設の見解が違うということで、政策調整できない、という結果になったのかと思いますが、片山とは、他の2会派と調整できなかったことと、現都議ともすでに共に行動し、市民の集まりも先行し、政策調整もしない、ということで更なる応援依頼はなく、決裂した、という結果となっています。

3年前の森戸市長選に関わった会派の応援がなくても当選できる、と考えたのでしょうか。
しかし、当選したとしても、応援会派が少ない中、市議会運営をどうしていくのかは分かりません。

西岡前市長が投げ出し、保育園の廃園も違法が疑われる専決処分で決めて放置されている、この混乱した市政をなんとかするためにも、大きな枠での安定した市政運営できる状態を作るべき、と考えていましたが、否定された状況となり残念です。
2015年の市長選の時には、白井市議の挑戦に共感し、大いに応援させていただきました。その後も一定の信頼関係があったと考えていましたが、今回の市長選の調整の中で、大きく信頼を失うような言動があったことは、大変に残念なことだったと思っています。今後の調整能力に疑問を感じています。
しかし、保育園廃園問題は一刻も早く解決しなくてはならない問題です。
この解決に向けては全力で取り組みたいと思っています。

自民党が対抗馬を出せない状況となり、無投票が噂される中、共産党がギリギリで市長候補を出すことになりました。
市民からは無投票はおかしいという批判を受けていますが、十分な準備期間があったわけではなく、また、現職が再挑戦するわけではない選挙で、候補者擁立は非常に難しいものがあったと思います。
その中で、最後まで候補者擁立の努力をされた共産党には敬意を表したいと思っています。しかし、応援を決めるにはギリギリ過ぎて関係者と調整ができないため、それぞれの判断とさせていただきます。

今回の市議補選で応援を決めた高木あきなりさんは、西岡前市長の責任追及が大きな目的となっています。
専決処分で廃園を決めた、と聞いて黙っていられなくなった、という高木さんの思いに、全面的に賛同し、共感し、力一杯応援させていただきたいと思っています。
重度の障がい当事者の高木さんが市議会に入ることによって、市議会も、そして市政も、大きく変化せざるを得ないことは明らかです。
子どもの権利条例の生みの親でもある高木さんは、公立保育園の存続に関し、今後、首長が勝手な専決処分で廃園などできないよう、有効な歯止めをかける方策も提案しようとしています。

真っ当な市政運営を、高木さんと共に求めていきたい、と考えています。
ちなみに、高木さんは議員定数について陳情を出していますが、定数減も含め議論するとすれば、今回の補選後から始めるのではなく、四年間の任期の最初からの議論とすべきであり、補選後の議会の中で定数に関する議決はすべきではない、という考えであることを確認しています。