2009年をむかえて

冬晴れの空のもと、2009年が始まりました。

不況、物価高騰、解雇、派遣切りの嵐の中、苦しい

思いをしているおとなや子どもも多いのではないでしょうか。

今こそ、社会を見直し、市民が政治に参加していくチャンスです。

子どもの権利条約が国連で採択されて、今年で20周年になります。

小金井でも1月8日の厚生文教委員会で「子ども条例」が

審議されます。生きる権利が保障される、おとなも子どもも

生きやすい社会をいっしょにつくっていきましょう!

●片山かおるの市政ウオッチング

「子ども条例のゆくえ」

12/5に行なわれた「(仮称)小金井市子ども条例」審議では、あいかわらず子どもの権利をできるだけ認めたくない議員の質問と、条例をつくっても何もやる気のない市長と部局の答弁に呆れました。何より変だと思ったのは、市民に対してこの条例についての説明会を開いてほしい、という陳情が否決されたこと。まだまだ審議は続きます。
次回は18日の午前10時からの厚生文教委員会です。子どもたちのための条例です。絵に描いた餅ではなく、実効性を持ったものにするため、最後まで見届けないとなりません。

「産科医療保障制度の疑問??」

12/5、産科医療保障制度にからんで、出産一時金がアップされる議案が検討されました。障がい当事者からは「制度ができて少しでも補償されるなら助かる」といったものから「脳性マヒが生まれてはいけないのか」という声も。本来は、それぞれのニーズに合った支援策が必要です。
お産当事者の意見も置き去りにした、保険会社だけが儲かる今の制度には疑問の声をあげていかなくては、と思います。

「衛生研説明会開催か?!」

12/9には、国立医薬品食品衛生研究所(衛生研)が府中の米軍基地跡地に移転してくる問題についての陳情審議が、総務企画委員会でありました。説明会を開くよう衛生研に求めてほしいという陳情は、全会一致で採択されました!
今後は企画政策課の動きに注目です。先日、TV番組の『相棒』でも、レベル4の実験施設から生物兵器のウィルスが盗まれ、バイオテロの危険にさらされる、というドラマが放映されました。あまりにタイムリーな題材でびっくり! 早急に説明会を開催するよう、また、この移転問題について、市からも広報するよう求めていきましょう。