保育園と学童の民間委託についての行政報告(12/9)

12/9の厚生文教委員会の当該場所のみ12/11にはテープ起こしをしていました。急いで起こしたので、若干違いがあるかもしれません。とりあえず。

この12/9の厚生文教委員会は図書館民間委託問題で大揺れしていたので、終了が夜中になったのですが、この夜中近くに下記のような行政報告を始めたので、さらに紛糾し、議会が止まってしまいました。

学童保育所については再度やり直すべし、ということでまとまり、12/24の予備日の予備日(12/21の予備日が図書館問題で紛糾したので、一日日程がずれこんだのです)に文書にした行政報告と質疑応答があり、ここでもまたまた大紛糾。

当面22年度中の委託、という提案は止まった状態ですが、いつ動きだすかわかりません。

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12/9行政報告 「保育業務の見直し」保育課長

 

保育需要が定員を上回る状況が続いており、これまで民間認可保育所の定員の拡充、児童福祉施設最低基準の範囲において年齢別の保育の定員の見直し等、待機児童対策への取り組みを行ってきましたが、解消に至らず、待機児童の解消は喫緊の課題となっているところでございます。 

また保護者の就労形態や生活スタイルが多様化し、現下の社会経済情勢ともあいまって、今後も保育所への入所を希望する申込者が増加することが見込まれるとともに、保護者が求める保育サービスも多様化の傾向にあり、子育て環境が大きく変化する中で、児童が一日の大半を過ごす保育所等に期待される役割も変化しております。これまで異年齢保育の実施、児童福祉施設最低基準の範囲において年齢別の保育定員の見直し、園庭解放、電話相談、障がい児の受け入れの拡充、障がい児巡回相談指導、一時保育、緊急一時保育の実施、高齢者との交流など保育業務の充実につとめてきたところでございますが、長時間延長保育、病児病後児保育、休日保育、障がい児保育の拡充、障がい児の一時保育等、費用対効果を検討する中で、保護者が求めているニーズにこたえきれていない現状にもあります。今後も保育所の入所を希望する申し込み者が増加することが見込まれる中での待機児童の解消、また課題となっている保護者が求める保育サービスの拡充について一定の対応をはかるため、第2次行財政改革大綱改定版に基づき、民間委託および公共的団体の活用を視野に入れ、総合的に運営方式を見直していきたいと考えています。今後は保護者等市民説明会の開催を重ね、ご理解と御協力を得ながら、すすめていきたいと考えているところでございます。なお、協議等のすすめかた、対象となる公立認可保育所、スケジュール等具体的な事項については、今後の協議等の進捗状況にあわせ、今委員会で報告していきたいと考えているところでございます。

 

 

12/9行政報告「学童保育業務の見直し」児童青少年課長

 

平成15年9月に適正な保護者負担と行政サービスのあり方および、業務運営の簡素効率化のための見直しについて、ということで、小金井市児童福祉審議会に諮問いたしました。平成18年3月に答申がありまして、学童保育業務の見直しについての第二章では、保育水準の維持向上についての検討結果の中で、さらに充実した業務の展開として期待される諸点、ひとつ、開所時館の延長、特に学校休業日、それからふたつめ、帰宅時の安全確保、父母や地域との連携、みっつめに利用対象者の拡大、一時保育など、四番目に、可能な範囲内でのコスト節減と現有の資源の効率的活用および学童保育の運営基準を策定することを求められていました。この答申の内容をふまえまして、学童保育所運営基準を平成20年6月に策定したところです。また、答申をふまえて平成21年5月に学童保育所運営協議会を設置し、現在、協議を継続している所です。児童をとりまく社会環境の変化の中で、安全安心な健全育成の場として学童保育事業に対する期待やニーズは近年になく高まっているという現状があります。第2次行財政改革大綱改定版の学童保育業務の見直しにつきましては、児童福祉審議会の答申をふまえておこなっていきたいと考えています。見直しの内容としまして次のように考えています。ひとつ、保育時間の延長について、保護者などの就労状況の多様化にともない、現行の保育の質や水準を維持した上での18時以降の1時間の時間延長、および学校休業日の9:00前の30分の前倒し、ふたつめ、利用対象者の拡大について、一時保育の実施。3つめ、子育て広場の拡充について、学童保育所の空き時間を利用して児童館と連携した子育て広場の拡充、以上のような市民サービスの充実をはかるために、民間および公共的団体の活用を視野にいれ、総合的に運営方式を見直し、当面、2学童保育所を委託したいと考えています。また委託の時期については、平成22年度中をめどにします。今後、保護者等への市民説明についても開催を重ね、ご理解と御協力を得ること、また学童保育所運営協議会と協議をしていくことを考えています。