市への要望を提出しました

市のコロナ対策会議に向けて要望書を提出しました。これで2回目です。

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2020年4 月14日

小金井市長 西岡真一郎様

小金井市教育長 大熊雅士様

 

新型コロナウイルス感染症対策に関する要望書

 

市民といっしょにカエル会

片山かおる

 

新型コロナウイルス感染症対策のため、日々、市職員と共に、市民のために様々な施策を検討、実施していただいていることに感謝しております。

第一回定例会の質疑や討論、会派代表者会議での意見、3月5日にはコロナ対策会議に向けて、議会事務局を通じて要望を提出していましたが、今般、改めて現在の状況に基づいた要望を提出いたします。

 

  1. 保育所について

保育所での登園自粛の呼びかけは、一律ではなく、保育者から見て声をかけても大丈夫そうな保護者のみにすること。一律の登園自粛要請では、本来一番保育を必要とする、気持ちが不安定な保護者が自粛してしまう可能性があります。まして一斉休園は行うべきではありません。子どもの安全のためにも保育所はセーフティネットとして、市の支援体制を厚くしながら継続すべきです。

 

  1. 学校について

緊急事態宣言以降、週一回の登校日も無くなった、と聞きました。子どもも親も外出自粛が続き、精神的に厳しくなってきていると考えます。電話を使っての先生と子どもや親とのコミュニケーションをもう少し進められないでしょうか。自宅待機の場合は自分の電話を使い、後で通信費を請求するなどといった工夫も可能です。また、登校日がない場合、HPなどに課題をアップしてプリントアウトする、という形も考えられますが、家庭訪問も兼ねて、先生が各家庭に課題を届けにいき、子どもや保護者の様子を確認することはできないでしょうか。週に1〜2回は先生とSSWで交代で訪問し、子どもたちの様子を把握し、生活の状況、食事が取れているかといった確認、保護者の不安などに応えながら、学習の進め方を検討してはどうでしょうか。

オンライン学習についての要望が市民からも議員からも出ているかと思いますが、現在の状況で進めると、取り残されていく子どもが出てしまいます。環境設定や使い方の把握など、全て平等な状態で始めるべきです。

オンライン学習の設定に時間を割くのではなく、自粛要請が続く中で、経済的にも困窮に陥る可能性がある家庭などの支援に力を注ぐべきかと思います。

学習の進め方については、現場の先生たちに任せるべきです。

教育委員会としては、先生たちの負担を取り除くために、総合や道徳などの教科の見直しも必要です。

就学援助の申請締め切りが過ぎても受付できること、前年度収入によらず収入減に対応できることを、わかりやすくお知らせしてください。

 

  1. 生活保護について

東京都の自粛要請によりネットカフェが閉じたことで生じたネットカフェ難民のために、都は2000室のホテル等を確保しています。生活保護申請をした後に5/6までまたはアパートが見つかるまでビジネスホテルを利用することが可能です。東京チャレンジネットのシステムを活用し、無料低額宿泊所ではなく、アパート等の確保ができるまで、ホテルでの居住としてください。

 

  1. 国民健康保険税の減免について

4/8に厚労省が通知した「新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した被保険者等に係る国民健康保険税の減免に対する財政支援について」を参考に、国保税の減免の検討をしてください。

 

  1. 社会福祉協議会の支援について

緊急小口資金・総合支援資金の申請に時間がかかり、予約受付が数日後になっていると聞きます。窓口の支援体制を強化するようお願いします。

また、住宅確保給付金については、野洲市などがわかりやすい案内を作成しています。参考にしながら小金井でも作成して、小口資金のお知らせとともに、広報掲示板などに貼ったり、HPなどで見やすい形のお知らせをしてください。

 

  1. 市報について

月2回の市報発行では、情報が古くなっていると感じます。コロナ対策関係の情報も、次々に刷新されるので、ついていけなくなり、不安になっている市民が増えています。市報の作成形態をすぐに変えられないとしたら、週一回発行でA4裏表1枚ぐらいのコロナ関係ニュースを作成し、全戸配布してはどうでしょうか。

 

  1. 図書館について

予約して貸し出しできる体制は非常に有用でした。全面開館が難しいとしても、受け取り時間に混雑しないように工夫する、八王子市の図書館で行っていたように、子ども向けにはパックにした絵本セットなども用意する、など、図書館の活用は再度検討してください。