12.市政ウオッチング」カテゴリーアーカイブ

最近のあれこれ

図書館委託の問題については、労使交渉の行方を見ている状態。非常勤職員にはなんとか納得できない委託についてはつっぱねてほしいものです。

そもそも図書館が民間委託されるなんて、市民への説明はなにもなし。

まずは説明ありきだと思うのですが…

 

11/19.20と、ごみ処理施設建設等調査特別委員会の視察に行ってきました。

奈良県橿原市の焼却施設建設までの市民への説明の状況と、滋賀県甲賀市の生ごみ処理システムの視察です。

橿原市の処理場、もろに古墳の中にある処理場です。小金井のようなごみ分別がほとんどなし。様々なものが巨大な炉で燃やされています。

しかし、近隣500m圏内の自治会の住民に対しての説明会を5年間に130回も開いたとのこと。小金井とは大違い。

結果、リサイクル、し尿処理施設を市の反対側に作ることによって、ごみ処理を分散する、ということでまとまったようです。

処理方法については疑問が残りますが、なにをするにしても住民との密な相談が必要だと思いました。

 

甲賀市の生ごみ処理は種堆肥を配る方式。堆肥の販売・処理ルートを考えなくていい、堆肥化方式です。

これはかなりおもしろいやり方でした。しかも種堆肥をまぜて保管しておく生ごみからはほとんど臭いがしません。行政からも他の議員からも「やっぱり生ごみから分別収集処理をなんとか始めなくちゃ」という声が出てきつつあります。

川西市の子どもの人権オンブズパーソンを視察

10/29.30は、厚生文教委員会の視察で、大阪の池田市と兵庫の川西市に行ってきました。池田市は障がい児の療育施設を、川西市は子どもの人権オンブズパーソンの視察です。川西市のオンブズパーソン事務局の方の講演を、権利条例策定委員会で聞いたのが5年前。子どもの相談と救済の要となる、オンブズパーソンの設置条項が小金井の子どもの権利条例からははずされてしまいました。行政視察で担当課とともに現場で話を聞けたということに、これまでの活動を思い起こして、ようやくここまで来たと感無量。すべてこれからなんだ、とつくづく感じました。

11/7(土)2:00からは、公民館本館で「子どもの人権講座」第7回 『エンパワーメントって何?〜これから子どもとおとなができること』(講師:吉永省三 千里金蘭大学教授)がありました。権利条例策定委員会で講師をされた吉永先生が抜群のタイミングで再び登場です。

市民参加が置き去りで図書館を民間委託??

9月議会では、漢人議員の一般質問に始まり、厚生文教委員会、行財政改革調査特別委員会でも議論が繰り広げられた図書館民間委託問題。非常勤職員がすべて解雇され、正規職員も減らす計画です。なにより問題なのは、図書館協議会の答申が慎重に検討される間もなく、市の見直し案が出てきたこと。これでは市民参加は名ばかりになってしまいます。 

そして非常勤職員ともまったく話合いがされていないこと。司書資格を条件に採用されている非常勤職員は、小金井の図書館がどうあるべきか、市民要望にどう応えられるか真剣に考えています。

この機会に、多くの市民が参加して、これからの図書館のあり方を考えていきたいものです。

11/2の厚生文教委員会では、図書館問題の陳情が審議されます。ぜひ傍聴してください。

失業者への支援と子どもの貧困対策は?

一般質問では、緊急雇用、修学援助、子どもの権利条例について聞きました。

市は緊急雇用創出事業の広報をほとんどしていません。足立区ではHPで大々的に、失業者がすぐわかるような広報をしています。つなぎ雇用的な仕事ばかりなのも問題ですが、なんとかその後の就労に結びつくような支援を工夫してもらいたいものです。検討するとの答弁があったので、チェックしていかなくては。

貧富の差で教育を受ける権利を狭めないよう、就学援助という制度があります。もっと使いやすい制度にすること、お知らせしていくことが必要です。広報について検討、学校負担の教材を工夫するよう学校に伝えたいという答弁がありました。

先日、公民館「子どもの人権講座」で『子どもの貧困』著者の阿部彩さんの講演がありました。その次の日には新聞で子どもの貧困率が発表され、問題は目の前に突きつけられています。

子どもの権利条例の進展はあまりなく、のびゆく子どもプラン市民会議のようすを見ていくことになります。厚生文教委員会での調査項目にもなりましたので、継続して追求していきたいと思います。

9月議会が10/15に終わりました

 

前政権のばらまき補正に呼応した、学校の地上波デジタルテレビ化計画。現場と相談しながら決めた計画とは思えません。再開発基金に2億円積み立てるのも疑問。「補正」というのは緊急に必要な予算を年度途中で申請するものでは?今ほんとに必要なもの(失業や貧困対策費など)を要求してもらいたいものです。反対討論をしました。

4日間の決算審議では、再開発、ごみ処理場問題など昨年解決できなかった問題への質問が噴出。私は生活保護世帯の進学支援費、特別支援教育費、中学校給食の民間委託の検証などについて質問しました。小金井でも生活保護の申請が水際作戦でストップされているそうです。申請書をHPに載せれば、書類を渡す渡さないなんて不毛なやりとりをしなくていいのでは、と提案しました。

それにしても最終日は夜中の3:00すぎまでかかっての審議、変に効率的に進めず、納得するまで民主的に進めることには賛成ですが、深夜議会は疲れます。いっそ早朝6:00とか7:00からコーヒー飲みながら審議を始めて、日が落ちたら終わる青空野外議会なんてどうでしょう。電気も節約、頭もすっきり傍聴もしやすくて一石三鳥?