12.市政ウオッチング」カテゴリーアーカイブ

新しい年が始まりました。今年の課題は?

満月の大晦日、晴れ渡るお正月の空。元日のお昼間はどこにも出かけないで、一年以上ぶりぐらいにようやくぐっすり眠りました。ほんとに眠れない日が続くこの二年あまりです。

選挙もほんとにきつかったのですが、議会は思ったより大変。ストレスによる腰痛がずっと治らないでいます。

でもなんとか動きそうな時に、事を動かしていきたいものです。

 

●小金井の今年の課題は、なんといっても『ごみ問題』の解決。3月で期限を迎える各地の処理支援状況です。なんとか三多摩で先頭を切って、非焼却処理を進めていきたいところです。他の自治体からも熱い視線を浴びています。

●そして『市庁舎建設』にむけて市民検討委員会の募集も始まります。どんな市庁舎がほんとに必要なのか、市民を交えて話しあい、できるだけ経費がかからない、環境負荷の少ない形でつくれたら、と考えています。

●12議会で大きく問題になった『図書館民間委託』。あまりにずさんな計画ゆえ、補正予算が執行停止の決議を受けるという異例の事態。市民がどのような図書館にしていきたいのか、今後問われていきます。

●公立保育園、学童保育所の民間委託問題。いずれも親とも職員とも協議しないまま出した市の方針。事を性急に進めたい市長の焦りが見えてきます。

●今年は各地での議員や首長選挙、参院選があります。市民派の議員が増えますように。そして来年は統一地方選。各地の選挙とともに、小金井の市長選、都知事選も。さてどうなることでしょうか。

 

◇私自身の課題としては、

■早く議会のノウハウを習得すること。いまだ慣れません。

■議会イヤイヤ病を治すこと。議会が始まると腰が痛くなってきます。よく眠らなくちゃ。

■筋からはずれないで、市民目線を忘れないこと。いろんな人が関わってくれれば忘れないでいられるような気がします。

 

 <議会の日程>      ★詳しくは議会事務局 042-387-9947 へ

 1/15(金) 総務企画委員会

  20(水)13:00 駅周辺整備調査特別委員会

  21(木) 建設環境委員会

  28(木) 庁舎建設等調査特別委員会

 2/1(月)13:00 ごみ処理施設建設等調査特別委員会

   4(木)13:00 厚生文教委員会

  12(金) 行財政改革調査特別委員会

  15(月) 二枚橋衛生組合議会

  17(水)14:00 議会運営委員会

  22(月)第一回定例議会初日

  28(日)日曜議会(施政方針に対する会派別質問)

図書館窓口業務の民間委託がストップされました!

9月議会から継続して議論を重ねてきた図書館の民間委託問題。12月議会最後に補正予算が提案されましたが、委託した場合の経費比較資料が急に変更されたり、委託の理由が見えないまま強硬に進めるやり方が批判され、12/25の本会議で、補正予算は執行停止の決議を受けることになりました。これからの図書館のあり方を、市民参加で提案できるチャンスです。

夜遅くまで紛糾していた議会予備日の12/21。帰ってから見た朝日新聞夕刊の自殺者の特集のところに、図書館の話題がありました。「図書館は人が生き延びていくための場所なんだ」という言葉、あんまりタイミングがよすぎて、不覚にも涙が出てきてしまった。

記事に出ていた竹内さんの著書や、琵琶湖湖畔の図書館長だった才津原さんのこと、図書館を考える会や文庫の方々から頂いた様々な資料の中にもありました。

『自殺なんかしないで図書館へ行こう』というアメリカの図書館のポスターの話。

記事の最後はこう結ばれています。

「現在、全国の図書館は財政難で資料費削減、外部委託が進む。いつでも、無料で、何度でも、ぼんやりしているだけでもいい。そんな場所はほかにあるだろうか。命の森を枯れさせてはいけない。」

『図書館は生きることのすてきさを味わわせてくれる場所』という言葉のように、小金井の図書館を市民のものに変えていきたいですね。

「子どもの権利に関する条例」のパンフレットは?

一般質問で、子どもの権利条例のパンフレット作りについての聞くと、行政がどんどん進めているようす。見直しはするそうなので、来年は市民も子どもも参加して共同作業で作っていけるといいですね。子ども施策の根幹となる『のびゆくこどもプラン小金井』に対するパブリックコメントが1/6から始まります。市民からの意見をたくさんあげていきましょう。

これからの学童保育所のビジョンとは?

12/4の一般質問で、学童保育所の民間委託問題と大規模化の問題について質問。学童保育のビジョンを聞いても答弁は出ず。その後、12/9の厚生文教委員会では夜中になって、いきなり学童保育と保育園の民間委託の方針が発表されて大紛糾。12/24に行政報告をやり直しました。来年度中に2所を委託し、順次9所すべてを委託していくというもの。しかし、どの学童を委託するのか、どんな委託にしようとしているのか、なにも答弁が出てきません。資料もまったくなし。親とも職員とも話合いをしていません。そんな状態では話にならない、ということで、来年度中の委託については撤回を求めました。委員会の総意で、委員長の意見として慎重な対応を求めるということで収まりましたが、まだまだ今後の議論は続きます。『子どもの居場所』という視点に立って、親や指導員からの声をあげていく必要があります。

学童保育所は子どもの大事な居場所

12月議会の一般質問では、学童と子どもの権利条例について問います。
出番は、12月4日(金)午後1:30頃からです。
1.これからどのような学童保育所を目指そうとしているのか
1)第三次行革大綱素案にある民間委託化について
2)大規模化している学童保育所への対応について
■第二次行革大綱から引き続いている学童保育所の民間委託問題。しかし、具体的にどんな学童保育所を目指して民間委託しようとしているのか、ビジョンがまったく見えません。一小にある、さくらなみ学童保育所は、来年の入所希望者数がいっきょに90人以上になる予定。今より約20人増となります。いったいどうやって対処するのか。親の不安が募っています。
不況や社会不安、育児不安などを抱え、学童保育を希望する親や子どもがどんどん増えています。いくつかの学童を二つにわける条例が9月議会で通りましたが、指導員の人数は果たして増えるのか、とても疑問。
異年齢の子どもたちが共に育っていく『子どもたちの大事な居場所』であり、親のつながりも深まる子育て支援の場として、どんな学童を目指していくのか、今真剣に考える時です。
2.「子どもの権利に関する条例」を市民といっしょに広めていこう
1)市民と協同してパンフレットを作成しないか
2)今後どのようにして、おとなや子どもの心に響く広報をしていくのか
■市は作業チームを作ってパンフレット作りを進めているようです。しかしどんな解説文にするのか、どんなイメージで作成するのか。子どもの権利の概念についてはさまざまな議論がかわされてきたところ。市民参加で作ってきた条例ですから、広報も市民参加で進めるべきではないでしょうか。