『子どもの権利条例』が『子ども条例』になっちゃう?!

市長が諮問し、審議会には市民も参加し、子ども会議なども開き、答申案をまとめた『子どもの権利条例』。

8月の厚生文教委員会では、関連の陳情4本が審議され、自民、公明、改革、民主が反対にまわり、すべて否決されました。「子どもの権利条例について市議会で勉強してほしい」「早く提案して議会で審議してほしい」「策定委員会の答申を尊重して提案してほしい」「再検討しているんならそのスケジュールを教えてほしい」といった、ごく当たり前の内容ですが、なぜか議論が紛糾し、ずっと継続になっていたものです。
そして9月議会終盤の24日、市長が条例の提案をすることが明らかに。

いつのまにか『権利』という文字が取られて『子ども条例』に変わり、やたらと禁止事項が多い条例となってしまいました。しかも条例をブラッシュアップするための推進計画条項が削られています。

いったい、この条例の手直しは、いつ、どこで、誰がやったの??

この条例作る際に、策定委員会が呼びかけたおとな会議のメンバーにも、何ひとつお知らせなし。関わってくれたた市民に失礼です。

おとなが子どもを管理するための条例ではなく、子ども自身の力になるための条例です。今後の子ども関連の市の施策づくりに大きく影響します。「とりあえずできました!」と終わらせるのではなく、子どもの中に浸透する、真の子ども支援となる条例にするためには、議会の傍聴や陳情などで、みんなの声を市議会に届けることが必要です。

条例提案は10月6日(月)の本会議で。条例審議は11月10日(月)13:00からの厚生文教委員会です。ぜひとも傍聴に行きましょう!

(片山かおる 前原町)