イトー・ターリ パフォーマンスアート・アクション 2013 in 小金井

「放射能に色がついていないからいいのかもしれない…と深い溜息…をつく」

小金井在住のパフォーマンスアーティスト、イトー・ターリさんの初エッセイ集「ムーヴ あるパフォーマンスアーティストの場合」出版を記念して、ターリさんとの縁も深い回帰船保育所にて、パフォーマンス公演&トークイベントを行います。
当日は、福島への想いがこめられた作品上演のあと、エッセイ集の話題や小金井での日々のこと等、長年親交のあるゲスト(片山かおる)も交えてトークタイムがあります。
来場の皆さんとの歓談の時間も持ちたいと思いますので、どうぞお楽しみに!

日 時:2013年2月24日(日) 午後2時〜4時 (開場:午後1時45分)
会 場:NPO法人 認証保育所 回帰船保育所
小金井市中町2-24-16東京農工大学小金井キャンパス内北東角(東小金井南口徒歩5分)
回帰船通用門がありますので、学内には入らず大学東側道路よりお越しください。
駐車スペースはありませんので徒歩、自転車でお越しください。
当日連絡先TEL:042-384-1839
入場料:一般1,000円(本購入/持参の方は割引有)・学生500円・高校生以下無料
主 催:「アートを身近に!」実行委員会
共 催:カエルハウス運営委員会、NPO法人 認証保育所 回帰船保育所
お問い合わせ:メール kaeruhousenews@yahoo.co.jp
電話 090-6514-7218(岡崎)

 

◆書籍紹介
「ムーヴ −あるパフォーマンスアーティストの場合」
イトー・ターリ著、レベッカ・ジェニスン翻訳 (インパクト出版会発行)
※当日は2,310円(税込み)を2,000円で販売します。

ありのままのわたしを行為する。
身体表現の世界へ飛び込み単身海外へ、日本のパフォーマンスアート草創期、そしてフェミニズムの躍動――アメイジングな女性たちの時代の空気をからだいっぱいに吸い込み、体現してきたパフォーマンスアーティスト、イトー・ターリ初の写真エッセイ集。
セクシュアリティ表現の壁に果敢に挑戦し、レズビアンとしてカムアウト、
元「日本軍慰安婦」女性たちやマイノリティとされてきた人々、沖縄、福島に呼応する、ドキュメンタリーなパフォーマンスアート。
レベッカ・ジェニスンとの対談「女性たちのムーヴな時代のその次へ」収録、全文英訳付。写真127点掲載。

◆イトー・ターリ プロフィール
1951年東京都生まれ、小金井市在住。

1973年から身体表現に関わり、1982-86年オランダ滞在後、パフォーマンス・アートに移行。
身体、セクシュアリティ、歴史をテーマに、2006年からは軍事下の性暴力についてのパフォーマンスを行なっている。
イトー・ターリの極めて知的に洗練された手法による身体表現によって、深い思考と情感が高い透明度をもって浮かび上がる。
故意に隠蔽されている声、黙殺されている声、放置されて見過ごされている声。
忘れ去られていることや気づかれもしない声に対峙し、引き受け繰り返し応えようとする
壮大な一連の行為のプロセスに我々は遭遇することになる。
(金沢21世紀美術館、2009年チラシより)