「武蔵野はらっぱ祭り」が終ると秋が深まる

“インディアンサマー”と呼べる青々と晴れた11月2日、くじら山下はらっぱで『第20回武蔵野はらっぱ祭り』が開催された。「民度が高いね。こんな大規模なお祭りなのにゴミが全然落ちてない。」「お祭りに来るというより、のんびりゆったり過ごしにくる、という人が多いように思った。」「保育所の昔の知り合いにいっぱい会えてうれしい。」「来年は本部の豚汁づくりを手伝うよ。」などなど参加者からの様々な感想…。みんなそれぞれの居場所で楽しむことができる『はらっぱ祭り』は、よく聞かれる【幸せ度】が抜群に高い祭りと言えるかもしれない。

“多様な表現を認めあう”という祭りのテーマは、芸術や文化の表出だけを指すのではなく、人と人が交流しあう在り様のことを言っているのだ、と改めて思う。そして、市民有志が作るこんなお祭りを受け入れる地域というのは、まさに民度が高いんじゃないか、と希望を持った。

(片山かおる 前原町)