衛生研についての学習会 〜バイオ施設ってどんなもの?〜

日時:11月8日(土) PM2:00〜4:00
場所:前原町西之台会館 和室2(都営住宅内)
講師:新井秀雄(バイオハザード予防市民センター代表幹事)

前原町4、5丁目から数100メートルの米軍府中基地跡地(府中市浅間町)へ、国立医薬品食品衛生研究所(衛生研)移転計画があることを、知りました。

府中市では、衛生研による説明会や、市民による自主的な勉強会が何度も開かれています。
腸チフス菌、炭疽菌、HIV、鳥インフルエンザ、サーズなど非常に危険度の高い病原菌を取り扱うP3(P=Physicalの略、「物理的封じ込め」を示す指数)施設も含む建設計画で、府中移転後はQ熱リケッチアなどの感染菌も扱う予定です。

欧米では5km以内は無人地帯とする立地規制があり、人口密集地には建設できないとのこと。
米軍基地跡地は、住宅地に密接した地域で、さらに航空自衛隊基地や米軍の通信施設も隣接しています。基地がテロなどの攻撃を受けた場合、隣接する衛生研に被害がおよばないとは言えません。
通常の実験中にも、フィルターを通して微量な菌がもれていると言われています。

一般質問では、市は「府中市の対応を見て判断する」「前原地域の住民から説明会の要望があれば衛生研との仲介はする」と答弁していました。
私自身も前原町に住んでいて、子どもも前原小、南中に通っています。生活圏がすっぽり危険地域に入ってしまい、とても不安を抱いています。
説明会を求める陳情を小金井市議会に出しました。11月11日(火)10:00からの総務企画委員会で審査されます。
知らない間にとんでもない施設ができたりしないよう、情報を共有してしっかり判断しましょう!

(片山かおる 前原町5丁目在住)

主催:府中への衛生研移転を心配する前原町地域住民および小金井市民
問い合せ:042-387-7035(片山)