派遣村から ~誰もが安心して暮らしたい

冬晴れの空のもと、2009年がはじまりましたが、昨年から続く不況、金融不安の影響で、日本中で多くの方が仕事も住む場所も失いました。年末から年始の 役所がお休みの間、日比谷公園では、市民団体による「年越し派遣村」が開かれ、職を失った派遣社員や雇用に不安をかかえる人がたくさん集まったことが新聞 などでも報道されました。
私と同じ世代の保育所や学童保育でいっしょだった親たちの中にも、正社員で働くことができず、非正規雇用や派遣で働く方が多くいます。
派遣切りにおびえながら暮らしていく中で、いちばんの被害を受けるのは子どもたちです。親が安定した働き方ができない中で、子どもたちの暮らしが安定することはありません。
誰もが安心して暮らしていけるように、派遣法の見直し、雇用の安定、自治体でのセーフティネットの充実が求められているのではないでしょうか。