特定秘密保護法案について、小金井市議会から慎重審議を求める意見書が出ました!

特定秘密保護法案について慎重審議を求める意見書が、小金井市議会で可決されました!

賛成13:共産4、民主2、みんなの党2、生活者ネット2、市民自治こがねい1(片山)、こがねい市民会議1、小金井をおもしろくする会1

反対10:自民5、公明4、改革連合1

※議長(改革連合)は採決に加わらず。

賛成討論は、共産、民主、生活者ネット、市民自治こがねい、こがねい市民会議、反対討論は自民と公明から行われました。小金井市議会ユーストリーム中継でご覧になれます。

http://www.ustream.tv/channel/koganeishigikai

 

議員案第43号

特定秘密保護法案の慎重審議を求める意見書

 

上記の意見書を次のとおり提出する。

 

 

平成25年12月2日提出

 

 

小金井市議会議員

鈴 木 成 夫

白 井   亨

片 山   薫

林   倫 子

関 根 優 司

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特定秘密保護法案の慎重審議を求める意見書

 

現在国会で審議されている特定秘密保護法案(特定秘密の保護に関する法律案)は、11月25日に福島県で開催された公聴会で、各政党の推薦を受けた公述人全員が反対や慎重審議を求める意見を述べたが、その翌日の衆議院本会議で賛成多数で採決され、参議院に送付された。

国家が持つ情報を適切に管理する必要性は理解できるという声もあるが、本法案は特定秘密の定義と範囲が極めて曖昧なために、時の権力者により範囲が恣意的に広げられる可能性が指摘されている。特定秘密の取扱いと公益通報者保護制度との関係でも、特定秘密の範囲が曖昧なために、良識ある公務員がこれを申し出る手法が確立されていない。

また、公務員に限らず、一般市民も対象にした厳罰規定も盛り込まれるなど、この法案の行方は国民全体に関わる重要な問題である。

この法案には、法曹界やメディア関係者だけでなく、研究者や宗教者など、国内外のさまざまな団体が反対意見を発表している。また、世論調査でも「今の国会にこだわらず、慎重に審議すべきだ」との声が75%に上がった。

こうした国民の大多数の不安を踏まえると、参議院においては各論点を十分に掘り下げた慎重な審議が求められる。

よって、小金井市議会は、国会及び政府に対し、国民の声を聴き、特定秘密保護法案に対して慎重な審議を行うことを強く要望するものである。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 

平成25年12月 日

 

小金井市議会議長 篠 原 ひろし

 衆議院議長 様

参議院議長 様

内閣総理大臣 様