5/25、新型コロナウイルス感染症対策に関する要望書(4)を提出しました

2020年5 月25日

小金井市長 西岡真一郎様

小金井市教育長 大熊雅士様

 

新型コロナウイルス感染症対策に関する要望書(4)

 

市民といっしょにカエル会

市議会議員 片山かおる

 

新型コロナウイルス感染症対策のため、日々、市職員と共に、市民のために様々な施策を検討、実施していただいていることに感謝しております。

5月21日の全員協議会の質疑とその後の状況を踏まえ、再度の要望と、新たな項目を追加しました。

また、全員協議会での教育委員会の答弁については、非常に不誠実だったと考え、抗議文を市長と教育長あてに送りましたので、対策会議にも提出させていただきます。

市議会に対し、誠実な対応で説明、答弁することを強く求めます。

今後は、コロナ対策関係は、全ての会派が参加する特別委員会を設置するべきと考えます。

1.不登校の子どもたちへの支援について

市民から以下の質問と要望をいただきました。

「2020年5月11日、第3期学校休校方針についての教育長からの説明には、不登校の子どもたちについての言及は一切ありませんでした。

小・中学校の臨時休校期間、不登校の子どもたちへの支援はどうなっていたのでしょうか。

学校やもくせい教室の指導員からの電話連絡、状況確認などは行っていたのでしょうか。6月1日からもくせい教室が再開すると発表されましたが、長い休校で、普段から外に出ることができにくい子どもたちが、元の状態に戻るのに時間がかかるのは、容易に想定されます。学校、もくせい教室、SSWが連携し、子どもたちへの支援を更に手厚くしていただきたい。

また、小金井市が進めていこうとしているオンライン学習こそ、不登校の子どもたちの学びを充実させる、学びの権利を保障するツールとして始めることを検討してはどうでしょうか。」

2.学校再開にあたり、子どもの権利にもとづく学校の対応を

小中学生のときに、小金井の公立学校でいじめを受けていた市民から、学校再開にあたって、学校でのいじめ対策はどうなっているのか、という心配の声が届いています。

家庭環境によって学習の差が出ていたり、給食がなかった間に健康状況が悪化している子どもがいじめの対象になる可能性もあります。また、普段と違う学校の様子に敏感に反応し、馴染めない子どももいると考えます。子どもたちの心に十分に寄り添った対応をお願いします。

そのためにも、先生を支援する人たちの人数を増やし、少人数での指導ができるように体制を整えてください。

 

休校期間中に先生から子どもに対しての直接の連絡がなく、コミュニケーションを取れていない場合、子どもたちや保護者と学校との信頼関係が薄くなっていると考えます。

まずは信頼関係の再構築と、学校で言えない家庭での問題があった場合を想定して、きめ細やかな支援をお願いします。

準備登校、分散登校の間、メールに頼らず、電話等での直接の連絡を密にお願いします。

 

予定より1日でも早く給食を再開してください。

 

補正予算によるインフラ整備を進めても、オンライン授業への取り組みはもっと後になる、と全員協議会での答弁から推察されます。

オンライン授業を成立させるために、先生方や子ども、保護者の労力を使うことなく、これまでの学校のあり方を、子どもとともに見直してください。

 

3.特別定額給付金について

近隣市でも住民票がないホームレスの方への定額給付金支払いについて、様々な検討がされています。市役所を住所地にする、公園を住所地にする、といった対応を行い、速やかに定額給付金が支給できるようにお願いします。

マイナンバーカードを利用してのオンライン申請については不具合が多く、近隣市も含む全国の自治体でのオンライン申請の中止が相次いでいます。小金井市も速やかに郵送申請のみにすべきです。