オンライン講座~韓国の国会議員選挙を読み解く
◆日 時 4月30日(火)午後8時~9時30分
◆講 師 カン・ネヨンさん(慶熙大学フマニタスカレッジ兼任教授)
◆形 式 Zoomによるオンライン講座
◆参加費 無料
◆申込み 先着順80人(4/29締め切り)
◆申込先 片山かおる kaoru_09@bd5.so-net.ne.jp
◆主 催 日韓市民交流を進める希望連帯
白石孝:kanseiwakingupua1950@yahoo.co.jp 090-2302-4908
韓国の国会議員選挙が4月10日に実施されました。結果は、
<民主・進歩系>
・共に民主党・共に民主連合:175議席(小選挙区161、比例14)
・祖国革新党:12(選挙区0、比例12)
・進歩党1(選挙区1、比例0)
なお、正義党は、内部分裂の後、緑と一緒になって臨んだが、3%得票に届かず、比例選出対象外になり、議席を失った。
<保守系>
・国民の力・国民の未来:108議席(小選挙区90、比例代表18)
<その他>
・改革新党:3(選挙区1、比例2) ・新しい未来:1(選挙区1、比例0)
「野党」圧勝でした。なお、国会は一院制、定数300議席。小選挙区で254議席、比例46議席、小選挙区比例代表並立制、2票投票。重複立候補は禁止で、比例は政党に投じられた得票に比例して議席配分。
改選前議席は、与党系が国民の力101、(比例)国民の未来13、改革新党4,自由統一党1,野党系が共に民主党142、(比例)共に民主連合14、緑色正義党6,新しい未来5,(比例)祖国革新党1でした。
なぜ、韓国の国会議員選挙を注目するか。まずは、平和や憲法改悪、軍拡などの観点からすれば、保守政権の与党が少数派から多数派になれば、台湾有事がさらに強調され、米韓日軍事同盟が強化されます。
また、社会福祉政策面からすれば、今や日本のはるか先に進んでいる韓国民主・進歩派の国政や自治体政策が後退し、日本へもマイナスの影響になるからです。
投票率67%、在外投票、期日前投票とも過去最高を記録しています。