2024年第一回定例会「認証保育所への公的補助に関する陳情」賛成討論

 5陳情第49号「認証保育所への公的補助に関する陳情」に対し、会派「子どもの権利を守る会」を代表して賛成の立場から討論を行います。

小金井の認証保育所は、認証保育の制度が始まった当初は、昔から市内で保育に携わっていた保育室などからの移行を進めていましたが、次第に市外からの参入も行われました。その後、認可保育所への移行などが進められ、現在、市内には3園のみとなっています。

昔から地域に根付く小さい規模の保育室や認証保育所は、大規模な認可保育所に馴染めない子どもや、認可で受け入れられなかった子どものセーフティネットの役割も果たしてきました。

保育室制度の際には、年度はじめから秋ごろにかけては、公立保育園など認可保育所に移る子どもも多く、子どもの人数が少なく経営が不安定になるため、激減緩和補助なども行われていました。

認可保育所への「小金井市民間保育所等欠員対策補助金」制度ができた時、認証保育所を対象にしなかったことは大きな問題であったと改めて思います。

陳情で訴えられている、認証保育所の窮状を把握し、必要な措置を講じるべきです。

また、園舎の修繕について、株式会社や社会福祉法人などのバッググラウンドがない小さな保育所の自助努力に任せるだけでなく、東京都の認証保育所運営費等補助経費による修繕費の補助があるのであれば、すぐにでも補助獲得の対応をするべきではないでしょうか。

小さな規模の保育所であっても、これまでの小金井の保育を支え、子どもと共に親も育て、市政に深く関与する市民を育ててきています。

小金井の保育全体を見た上でも、認可だけでなく認証などの多様な保育所があることが、多様なニーズに対応する上でも重要と訴え、本陳情への賛成討論を終わります。