2021年市議会議員選挙について

2009年の市議会議員選挙で初当選してから、まもなく12年になります。

子どもたちを育ててくれた地域への感謝の気持ちと、長い時間をかけて成立した子どもの権利条例に基づく市政にしたい、という思いからの挑戦でした。

保育所や学校や学童などの子育てを共にした仲間たちが中心で応援してくれて、広いつながりができました。

 

1期目から3期目の途中までは、政治団体「市民自治こがねい」の推薦をいただき、共同代表として市に提言なども行い、共に活動してきました。

1期目の2011年3月には東日本大震災、福島原発事故が起こり、社会が大きく変わりました。4月の小金井市長選では私たちが応援した佐藤和雄市長が当選しましたが、6ヶ月で辞任することになり、支えきれなかったことをいまだに悔やんでいます。

3期目の2018年5月には、坂井えつ子議員からの会派をわかれたいという申し出が、市民自治こがねい総会で了承されたため、会派をわかれることになりました。

市民自治こがねい運営委員や共同代表も降り、「市民といっしょにカエル会」という新たな会派を結成し、これまで支えてきてくれた「片山かおるといっしょにかえる小金井の会」のメンバーと共に、ひとり会派として、市議会での対応や市政への提言、様々な選挙での判断を行なってきました。

 

原発事故、安保法制、辺野古新基地問題、コロナ災害など、この間、様々な社会問題が起こり、市内外の多くの仲間と共に立ち向かってきました。

全国の超党派の地方議員とつながりながら、原発事故避難者支援、意見書採択運動などを行なってきました。近年は「日韓市民交流を進める希望連帯」に参加して韓国の政策を学び、コロナ災害下では、最も困っている人たちを支援するために「コロナ災害対策自治体議員の会」を作り、政府交渉や困窮者支援を行なっています。

 

大変厳しい選挙となることから、今回の選挙に挑戦するべきかどうか、迷いがありました。

しかし、原発事故から10年となるのに、いまだ脱原発が実現されず、避難者の窮状もそのまま忘れ去られようとしています。コロナ災害下では、私が1期目から公約として掲げてきた子どもの権利が、いとも簡単に踏みにじられ、子どもの貧困が進む様に黙っていられない思いが募り、再度、2021年3月21日投開票の市議会議員選挙に挑戦する思いを固めました。

 

人と人がふれあうことが怖くなり、オンライン化デジタル化が進みリアルな繋がりが持てなくなっている社会のあり方に、異を唱え、いま一度、私たちは何を大事にするべきなのかを訴えていきます。ハウジングファーストの考えを実践する住宅政策。韓国でも実践されている「出かける福祉」政策。子どもたちが主体となる少人数学級や給食のオーガニック無償化など、コロナ災害下でも、みんなで共に生き抜いていく政策提案を行なっていきます。

 

こんな市政にしていきたい、というアイディアを、ぜひ寄せてください。そして共に、小金井から社会をかえる取り組みに挑戦しませんか?

これまでも、未熟な議員活動を温かく見守っていただきありがとうございました。

今一度、力をお貸しください。どうぞよろしくお願いいたします。

小金井市議会議員  片山かおる