5月21日に開催された全員協議会における指導室長、学校教育部長の不誠実な答弁に抗議します。

2020年5 月25日

小金井市長 西岡真一郎様

小金井市教育長 大熊雅士様

 

市議会軽視についての抗議                           

市民といっしょにカエル会

市議会議員 片山かおる

5月21日に開催された全員協議会における指導室長、学校教育部長の不誠実な答弁に抗議します。

 

5月21日に開催された全員協議会において、市議会議員片山かおるによる「学校再開はいつからと考えているか」という質疑に対し、小金井市教育委員会指導室長は「対策会議の中で決定していく」と答弁。その後、学校教育部長は「校長会ではかりながら検討している」と答弁しました。

翌日の5月22日に、市はHPで公表、保護者にも連絡し、記者発表したことで、23日の朝刊に小中学校再開の詳細が掲載され、テレビでも報道されました。

 

5月22日の発表の前日に開催された全員協議会で、質問があったにも関わらず、不明瞭な答弁しかなかったのはなぜでしょうか?

そもそも、なぜ、全員協議会で、学校再開に関する説明がなかったのでしょうか?

 

市議会はこの間、様々な協議を重ね、市職員の負担にならないようにしながらも、市民からの疑問や要望に応えるために、開会時間の短縮を念頭に簡潔な質疑をおこないました。

片山は、事前に各会派から、対策会議へのこれまでの要望書のデータ提出に協力いただき、全員協議会前に事前に議員間で共有し、繰り返しの質疑がないような努力をしてきました。

片山の質問に対する教育委員会の答弁についても、時間短縮のため、再質問をすることはしませんでした。

前述した答弁にも関わらず、次の日に行われた詳細な公表を見ると、とても前日に何も決まっていなかったとは思えません。

1)学校再開にかかる検討経過について、全ての情報を明らかにしてください。校長会その他の会議録の公開、省庁からの通知、検討した全ての過程、日程について資料としての提出を求めます。

2)もし、前日の全員協議会の前に、学校再開のスケジュールや詳細が決定していたとするならば、議会ではその事実を隠していたことになります。それはなぜなのか、説明と謝罪を求めます。

3)前例のない事態の中で、市役所も市議会も手探りで動いていることと思います。特に学校関係については市民からの不安な声も多く、これまでも様々な質問や要望を繰り返してきましたが、不十分な回答しかありません。市は議会に対し、できる限り誠実な答弁や情報提供を行い、信頼関係を損なうような行為は是正してください。

 

4)学校休校の決定にかかる経緯から、その後の学校の対応をどこでどのように検討し決定してきたのか、時系列的に精査し、各段階における省庁通知などとともに、資料としてまとめてください。