2/7の市長報告に対する意見要望(3/7)

3/7の予備日に、2/7の市長報告に対する意見要望を各会派から述べました。

2/7の市長報告の際は、若干の質疑は行ないましたが、時間も十分に確保されていなかったので、詳細な質疑は、各委員会、特に予算委員会の中での質疑とし、3/7に各会派から意見を述べるという形にしよう、と取り決めていました。

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緑・市民自治こがねいを代表して、これまでの予算質疑などを通して明らかになったことも含め、2/7の市長報告に対する意見要望を申し上げます。

1.新福祉会館の建設について

閉鎖された福祉会館は、公民館本館の利用者と障がい当事者が自然に出会える貴重な場所でした。今一度、これまでの福祉会館と公民館本館が併設していた意義と役割を検証し、福祉のまちづくりに役立てるべきです。そして、定期利用団体やりんくの店、ふれあいセンター,ふれあいギャラリーの代替施設を今すぐ確保することが必要です。市民活動を断ち切ってしまっては、住民自治の力が弱まってしまいます。市民が自ら動く力を損なうことは、市にとっても大きな損失となります。そのためにも、代替場所を確保した上で、中町3丁目の庁舎建設予定地に、新庁舎と共に新福祉会館を早急に建設すべきです。

今の市長の方針には、公民館本館が含まれていませんが、社会教育施設である公民館には、市民が主体のまちづくりを進める役割があります。この機会に、住民参加型の福祉を、公民館本館も含む新福祉会館建設の中で実現しましょう。

そのためには、新福祉会館建設市民検討委員会に、公民館関係者の参加を求めます。また、市民への随時の説明会や意見交換会を開くことも必要です。

公民館側も、独自に講座を開くなど、社会教育施設として、市民と協働した形で、公民館と福祉会館の役割や今後の姿について、市民の声を発信をするべきだと考えます。

 

2.庁舎建設について

新年度予算に新庁舎建設計画調査委託料や執務環境調査委託料が計上されたことは一定評価したいと思います。しかし本来は、基本設計の予算とすべきでした。建設を前倒しにできるよう、早期に基本設計の予算を計上することを要望致します。

会派視察した愛知県犬山市や静岡県掛川市の庁舎は、市民活動のスペースが至るところに設置されています。犬山市庁舎は免震構造で環境配慮もされていますが非常に安価で建設された庁舎でした。総務企画委員会の視察で訪れた喜多方市庁舎も、蔵を模したお洒落な外見の割に、免震構造で、短期間での建設。庁内はレイアウトを変更しやすく、什器もこれまでのものを再利用する、といった、徹底的にコストを押さえた庁舎でした。立川市の庁舎は入ってすぐに障がい福祉の窓口があり、作業所が運営するレストランが併設。市民活動に使えるスペースも確保されています。こういった、これまでの議会の研究の成果を市民と共有し、早急に議論を進めるべきです。

新福祉会館、新庁舎建設をより早期に建設するためには、西岡市長の方針を明確に示したいただくことが必要です。この間、政策に係ることでも市長が答弁されない場面がみられたことは遺憾であります。議会でも丁寧に答弁をされ、市民の方々ともよくお話しをされている西岡市長の姿勢は大切にしていただきたいのですが、新庁舎と新福祉会館建設においては、複合建設か、単独建設かと、早期に判断し、建設をより前倒しにしていただきたい。

そして、市民要望がもっとも多い図書館本館の計画策定にも、多くの市民参加のもとで早急に取り組むべきと要望します。