12月8日投開票の小金井市長選に対する見解

片山かおるは、今回の市長選では、森戸よう子さんを応援することとしました。

4年前に白井とおるさんを応援した会派と岩渕さんを応援した会派と、現市政に不満を持つ市民に呼びかけがあり、数回の相談会が開かれ、市長選候補者について話しあわれました。白井とおるさんは、だいぶ前から「今回は、出ない」と言い切っていたこともあり、無理に勧めることはできませんでした。

 

相談会の中では複数の方の名前が上がり、森戸さんの名前も上がりましたが、当初は固辞されていました。相談会を重ねていく中で、前向きに検討をする、という言葉があり、私はびっくりしました。まさか8期30年の市議のキャリアを捨てて、挑戦するとは思わなかったのです。決意をお聞きして、とても重たい決断をされたと感じました。

 

現在の西岡市長の市政運営には問題があるけれど、自民公明の河野市政にするわけには行かない。第3の候補が出ると、自民を利する最悪の事態になるので出るべきではない、という、民主主義を否定するような論調が出てきました。

相談会に参加していた3つの会派は、上記の理由により、誰も応援しない、自主投票にするという表明や伝言があり相談会から抜けました。

よりマシ論で、現市政を無責任に容認することは、私たちの自治の力を自ら捨てることです。選挙という機会に、政策論議を闘わせて、市民に市政の問題点を明らかにすべきです。

 

現在は、片山、情報公開こがねいの渡辺大三議員、共産党の水上議員、板倉議員、たゆ議員が関わり、市民とともに「みんなの市長をつくる会こがねい」を設立し、市長選の準備をしています。

 

小金井の貴重な自然である野川とはけを壊す都市計画道路に、明確な反対を訴える市長が今こそ必要です。現市長は選挙直前になって、複数の会派や市民に要請され、東京都に要望を出しましたが「現時点では見直し」という表現のみで、明確な反対ではありません。要望は議会で答弁したことをまとめているだけで、目新しいものではありません。

この間、条例違反の事務執行や単純ミスが続出。職員のやる気と能力を十分に活かしきる市政運営が、今の小金井には必要です。このまま現市政が続いていくと、どこかで市役所が破綻する不安さえ感じます。

3方が壁で窓も開かず耐震構造が新庁舎と新福祉会館で異なり、子どもが遊べる広場がない庁舎設計を見直すのかどうかも大きな争点となります。

森戸さんは片山や渡辺大三さんと柔軟な協議を重ね、実現可能な政策を練り上げました。

 

私は、子どもの権利を真ん中に置き、子どもの権利が活かされる街にすることが持続可能なまちづくりにつながるとして、政策に入れてもらいました。

特に注目したいのは、行革派の渡辺さんと協議して、現市長が主張する、公立保育園の民営化や学校給食調理の委託は、サービスの低下につながるので行わない、と森戸さんが明言していることです。

また、子どもの貧困対策と格差是正のために、学校給食の無償化と有機食材の提供を進めたいと考えています。

詳しくは「みんなの市長をつくる会こがねい」HPで各政策をご確認ください。